線香花火 綺麗
小説「火花」 又吉 直樹の本   

 

 
陰気で独特な雰囲気をもったピース又吉。

 

    芸人である彼が書いたが小説どんな物語を描くのか・・・・

2017年11月に映画化もされて
今回、今になって手を出してみました。

 

ルゥーの一言感想
巻末最後のエッセイが面白い!

見えない夢を追いかける楽しさと恐怖が
ギュッと詰まった1冊。
ルゥー
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本と作家の情報etc・・

 
著者 又吉 直樹  
 
 

    1980年6月2日 生まれ 

大阪出身 

 

吉本興業所属 

 

    お笑いコンビ 「ピース」 ボケ担当

比較的貧しい家庭で育ち
高校卒業後、大学推薦を断ってお笑いの道を目指し
1999年NSC東京校の5期生として入学。

 

2015年に「線香花火」というコンビで
活動していたが解散。

 

その後、同期で仲の良かった綾部祐二と
ピースを結成し、現在に至る。

 

    2015年(平成27年)

自身が書いた小説『火花』で新人小説家の
登竜門である第153回芥川賞を受賞した。

 

2017年2月時点では、累計発行部数は

    単行本が253万部、
    文庫本が30万部。

芥川賞の賞金100万円で出身校の
関大北陽高校サッカー部にユニホームを寄贈。

 

高校生のころサッカー部に所属していて
副キャプテンを務め大阪府代表としてインターハイにも出場。
『引用:Wikipedia』

 
 

タイトル・「火花」
 
ページ数 171p

 

発売日 2015年 3月
 
2017年11月に映画が公開された。

 

火花
総合評価
レビュー件数 1504件

2018年 8月時点でのAmazonでのレビュー評価です。

 
 

火花~あらすじ

 

熱海の花火大会で漫才を披露する
駆け出しのお笑いコンビ「スパークス」。

 
花火に夢中な客は
「スパークス」の漫才など眼中にない。
 
何故こんな場所に呼ばれたのか・・・
 
主人公・スパークス徳永は絶望の中漫才を

    終えると次の出番のお笑いコンビ「あほんだら」の1人が

徳永に「仇とったるわ」と言って舞台へ向かった。
 
 
 
あほんだらが見せた漫才はスパークスより
醜態をさらしていてというよりも
見ていてハラハラ、ドキドキさせるほど
際どく暴言をまきちらす、漫才とは程遠いものだった・・・・

 
 
 

    終演後 「あほんだら」の神谷に

飲みに誘われた徳永はその席で神谷の素直な
笑いの追求と人間性にいつの間にか惹きつけられ
気付けば「弟子にしてください」と言っていた。
 
 
神谷は条件を一つ付けた。
 

    「俺の事を近くで見て俺の言動すべてを書き残し
    おれの伝記を作ってほしい」

こうして師弟関係が結ばれた。
 

    徳永 20歳
    神谷 24歳


 

面白いとは 何なのか。

    笑いとは・・・

 
結果が出ない事への挑戦に
1度しかない自分の人生を賭ける恐怖・・・

 
 
無益な時間だけが過ぎ去っていくのを
わかりつつお笑いにこだわり続ける彼らの時間を、
人生を人間を見事に描いた物語。
 
無名のお笑い芸人2人の道は10年後
どうなっているのか?

 

    神谷「売れたいなぁ・・・」
    徳永「えぇ・・・」

 

火花~感想

 

    正直、まったく期待していなかった小説でした。

ページ数も約170ページと少なく
軽い読みもの程度に受け取っていましたが・・・
 
メチャクチャ良かった。
 
 
文章はすごく丁寧で読みやすさと優しさや
好感が持てる文体でした。
 
 
 

    言い回しや表現のしかたがなんか暗く大人しい感じなんだけど

やさしく芯があり確固たる決心が伝わってきます。

 

文体からピース又吉直樹を人間味を感じるようで
読んでるとホントに又吉直樹、彼を近くに感じる本でした。

 
 
 
テレビで見る彼がかもしだす雰囲気と彼の人間味、
そのままの本です。
 
 

物語自体は淡々としていて大きな起伏や
アッと驚く展開はないですが風景や場面の表現法が
豊富で描き方が細かくその場にいるような感覚をあたえ
錯覚をおこさせてくれます。

 

徳永、神谷の2人の日常が描かれているだけですが
2人の人間性や心理描写、お笑いに対してのお互いの
微妙なズレお笑い芸人の辛さなどが
上手く描かれている為喜怒哀楽や日常での2人の生活が
感じ取れておもしろい。
 
ピース又吉直樹の彼自身の芸人生活での経験も
描かれているのではと感じる程リアルな
売れない芸人生活が見事に描かれてます。

 
 

 

    結果がでない 無益な時間だけが流れる・・・
    でも売れない・・・

 
彼も芸人として辛い時期や楽しい時期もあったでしょう。
そんな思いをギュッと詰め込んだ本に感じました。

 
 

彼が書いた、やさしい文体とこの彼自身の内面的な面が本から
感じられその雰囲気が今回好きになりました。

 

次回作もぜひ、読みたいです。
 

 

    そして、巻末最後の「芥川賞受賞記念エッセイ」

    「芥川龍之介への手紙」 

面白おかしく無茶苦茶笑うと同時に
全くその通りだと共感しました。
 
 

 
芥川龍之介への手紙の
最初の文

    「そもそも、道徳というものを根底から疑ってました。」
    「全部嘘やんけ」

この文だけで又吉らしさがあり面白い内容の
手紙になっています。

 

 
8ページの手紙ですがこれだけでも読む価値が
ありました。
 
ぜひ、暇つぶしに読んでほしい。

 



 

 

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