水木しげるが描いたアドルフ・ヒトラーの人生 劇画「ヒットラー」水木しげる

2018年、今年の夏は台風に局地的雨、 37度超える猛暑
夏真っ盛りです・・・・

 

花火、見にいきましたか?

 

そんな訳で今回は劇画漫画です。
 
 
「水木しげるラバウル戦記」のような本だと思い購入しましたが
中身は水木しげるが描く独特の雰囲気をかもし出したタッチで
描かれた漫画でした 。

 

ルゥーの一言感想
アドルフ・ヒトラー!ラストは悲しく切ないけど・・・・
彼の人生や思想、人間性を漫画で分かりやすく描いてあり
彼に興味があるなら読んで損なしの1冊!
ルゥー

本と作家の情報etc・・

 
    著者 ・ 水木しげる 
    本名・武良 茂(むら しげる)

 

1922年~2015年 享年 93歳 

 

言わずと知れた「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親。

 

子供の頃はガキ大将だった。

 

仕事に就くが毎回2ヶ月でクビなる。

 

仕事を覚えられない、配達途中職人の手仕事に
気をとられ仕事をわすれ見物するなどが主な原因だった。

 

その後、職に就くのを諦め大阪府立園芸学校を受験
自身満々で絶対合格を自負 。

 

しかし、父が確認したら不合格であった・・・

 

マイペースでかなりの楽天家、そして面白い人。
『引用:Wikipedia』

 

 

 

タイトル・「劇画 ヒットラー」
 

アドルフ・ヒトラー

1889年生まれ

 

1945年死去 。

 

1933年ヒルデンブルク大統領より

指名をうけドイツ国首相なる。

 

1934年ヒルデンブルク大統領死去

これに伴い大統領を継承。

 

国民からドイツ民族を導く指導者、総統と

呼ばれる。

 

ドイツ史上かつてない権力を掌握し

独裁指導体制を築き独裁者の典型とされる。

 

第2時世界大戦中ユダヤ人の虐殺
(ホロコースト)を主導。  

 

1945年4月30日自ら命を絶つ。『引用:Wikipedia』




1972年 発売

 

2003年復刻版 発売

 

ページ数 約276p
 

総合評価
レビュー件数 69件
劇画ヒットラー

2018年 8月時点でのAmazonでのレビュー評価です。

「劇画ヒットラー」~あらすじ

 

ウィーンで美術学校に通い

画家になるのが夢だった青年ヒトラー。
 

 
しかし、美術学校の試験に2回も落ちイラつくヒトラー。
 

 
自尊心が人一倍強いヒトラーは試験に受からないのは

馬鹿な教師に見る目がないからだと

一人憤慨する日々を送っていた。
 

 
 
そのうち彼は母が残した遺産を

食いつぶし浮浪者収容所で

その日暮らしを送る落伍者となり下がっていた・・・・
 

 
無一文の放浪暮らしを続けていたヒトラーの耳に

第一次世界大戦の勃発のニュースが入った。
 

 
これを機に 我がドイツの為にと兵士に志願し

戦場へと赴くヒトラー 。
 

 
戦場では機転を利かせたヒトラーは上官もたまげる事を成し遂げ

その功績を認められ

功一級 の勲章を与えられた。
 

 
1918年第一次世界大戦終了後ドイツは敗戦・・・・

ドイツには新しい政党が名を上げ消えての繰り返し

迷走混沌の日々を送るドイツであった。
 

 
そんなある日ヒトラーにわずか6人で立ち上げた小さな政治団体

「ドイツ労働者党」の勧誘に誘われる。
 
 

 
 
「たった6人の党なんて・・・」と 気のすすまない

ヒトラーであったが・・・・

 

のちにコレが奇体な運命の始まりとなる。
 

 
そこでは今現状のドイツについて

新たなドイツ再建についてなど熱く討論されていたが

どうにもその討論内容が気に食わないヒトラーは

自分の持論を演説し始めた。
 

 
これを機にヒトラーの 演説にはわずか数人から100人集まり

ついには1000人 へと聞く人間が増えていき党に資金援助が集まり

党は大きく成長をみせる。
 
 
 
彼の異常なまでの愛国心からくる熱意ある演説といかれた奇策と行動は

やがて ドイツ首相兼大統領になり

ドイツ国民指導者「総統」とよばれる。
 

 
ヨーロッパ全土を侵略支配をもくろみ「千年帝国」建設を

企てたヒトラーは 第二次世界大戦 の

引き金となった・・・・
 
 

 

 
ドイツ人の心を鷲づかみするその演説で 異常なまでにドイツ人を

熱狂させ夢中にさせた歴史上まれな

独裁者/アドルフ・ヒトラー

彼が描いた「千年帝国」とは・・・・




「劇画ヒットラー」~感想

 
今回の本は漫画でしたが
水木しげるが描く独特な絵が良かったです。

 

 
チャラケた分部、のほほんとした描写

シリアスなシーンこの緩急のついた絵が

ヒトラーの人間像を上手くひきだして

表現されていた。
 
 
 
序盤はヒトラーは誇大妄想が酷く

自尊心が強く口ばかりで中身は空っぽの

ただのクズだと思いきやあれよあれよと

のしあがりドイツの指導者にまでなり

世界を戦火に巻き込むとんでもない奴になる。
 

 

 
ヒトラーといえば残虐な独裁者という

イメージが個人的にはあったが

この本ではユダヤ人虐殺にはあまり触れず

ヒトラーの性格や政治的手腕、話術、奇策が

際立っており無一文の浮浪者がこうなるとは

予想外の内容で ヒトラーの人生こそまさに気運。
 
 
 
また面白いのが以上なほどに

姪をかわいがり姪が自殺した時の落胆ぶりと

動揺のしかたはヒトラーの意外な一面でした。
 

 
ご機嫌な時の口笛のシーンは愛嬌があり
面白かったです。
 

 
最終的に自殺という幕引きをする

ヒトラーですが彼の決意と覚悟が垣間見える

ラストでした。  

 
 

これもおすすめ!
個人的に映画「帰ってきたヒトラー」もおすすめです!
ルゥー

 

 

  

 

こんな本も読んでます。
6種類のフルーツハーブティー 食べれる紅茶
 

 

 

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