S&Mシリーズ「すべてがFになる」の続編になります。
森博嗣 2作目になる
作品にあたりますが
実はデビュー作 「すべてがFになる」より
「冷たい密室と博士たち」の方が先に執筆
されていたそうです。
処女作は「冷たい密室と博士たち」
その後3作執筆し4作目に「すべてがFになる」が
出来上がったそうです。
「すべてがFになる」を読んだ編集が
これが一番おもしろくインパクトがあるとの事で
メフィスト賞へ投稿し見事、受賞しました。
森博嗣の処女作は本当は「すべてがFになる」で
はなく実は「冷たい密室と博士たち」
だったのです・・・・
見せ場も山もない感じ・・・
ちなにみS&MシリーズのS&Mは創平&萌絵だったかな・・・?
あれ、犀川&萌絵かな・・・?
本と作家の情報etc・・
作家 ・ 森 博嗣
1957年 生まれ
元 名古屋大学助教授
1995年の夏休みに
処女作『冷たい密室と博士たち』を
約1週間で執筆しデビュー後から非常にハイペース
デビュー3年目以降は年に10作品以上が刊行される状態。
デビューから10年ほど過ぎた頃から、
趣味に使う時間を増やすため刊行ペースを落とした。
『引用:Wikipedia』
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1999年 発売
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ページ数 404p
冷たい密室と博士たち | |||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 45件 |
(2019年 7月時点でのAmazonでのレビュー評価です。)
冷たい密室と博士たち~あらすじ
大学の委員会を終えて
メールのチェックを入れる犀川創平・・・
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メールは2通
親友喜多からと西之園萌絵共に食事の
誘いだった。
食事かと・・・思いつつ
犀川は8月11日約2週間前に起きた
密室殺人事件を振り返る・・・
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親友?
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悪友?
喜多が在籍するN大学にある
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研究施設「極地環境研究センタ」
略して「極地研」そこで行われる土木工学の
力学や構造の実験の様子を見学したいと
以前から頼んでいた犀川創平。
素晴らしい実験設備とその実験内容に
浮かれ気分の犀川。
実験も無事終了し実験後の極地研の
メンバーに実験施設で行う飲み会に
誘われた犀川と萌絵と喜多。
土木、建築の話題で盛り上がる中2人の
学生がいないことに気づいた。
帰ったと思われた2人の学生
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丹羽健二郎
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服部珠子の2人は
鍵の掛かった準備室で 刺殺体として
発見された。
実験終了後わずかな時間の間にどうやって?
実験室内での飲み会の最中2人を
殺したのか?
さらに、この殺人事件の捜査中に見つかった
謎の白骨死体。
今回の事件と関係があるのか・・・
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犀川、萌絵、喜多の3人が事件の
真相に迫る。
冷たい密室と博士たち~感想
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良くも悪くも無難な1冊。
トリックもミステリーともにほど良く
物語としてまとまっており
それなりに楽しめました。
密室殺人に加えて謎の白骨死体発見
これがなんなのかも気になり深まる謎が
いい感じだったかなと思います。
シリーズ1作目の「全てがFになる」と
比べるとかなり地味な話だが犀川の
親友の喜多が加わり密室殺人事件の
トリックについての3人による
推理合戦が中々面白かったです。
3人とも独自の視点をもっているので
事件の真相への切り込み方が三者三様で
3人の性格がもろにでている所が
感情移入しやすく良かったと思います。
最後に事件と関係のない国枝桃子の
まさかの発表に対してそれを分析する
犀川創平に笑ってしまいました。