読み手を異世界へ!!
一人称の語り手による叙述トリック!!
わけのわからないどんでん返しで
夏の終わりの
さびしさ感じるお話です。
1文感想 本の印象
読み手を置き去りにする物語だが、なぜかラストで哀しい夏を感じる本。
本と作家の情報etc
作家 道尾 秀介
兵庫県 出身 1975年生まれ
日本の小説家・推理作家。兵庫県芦屋市生まれ
玉川大学農学部卒業。
道尾はペンネームで、都筑道夫に由来する。
秀介は本名である。17歳のときに、
当時付き合っていた彼女の影響で小説を読み始める。
19歳のときに作家になろうと思い、大学1年で小説を書き始める。オフィス用品の商社で営業職として勤める傍ら、
2004年、
『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し
小説家デビュー。
2005年、商社を退職し専業作家になる。2009年、
『向日葵の咲かない夏』の新潮文庫版が年間83万部を売り上げ、
オリコン年間本ランキングの文庫部門で
第1位になる。
その後も売上を伸ばし続け、
2011年には100万部を超えるベストセラーになった。
『引用:Wikipedia』
タイトル ・「向日葵の咲かない夏」
2005年 11月 発売
ページ数 462p
Amazon参考レビュー
・・・レビュー件数「399件」 総合評価「 3.10 」
(2018年 8月時点でのAmazonでのレビュー評価です。)
Amazonレビューサイトへ
(↑クリック↑で「向日葵の咲かない夏 」↑Amazonレビューサイトへ)
感想
何故?
ミステリーサスペンスと思いきや
いきなりぶっ飛んだ展開に驚き・・・
クモになったS君登場で
いきなり ファンタジー・・・
ミチオの母親の
異常さもぶっ飛んでますが
そこはホラーぽくていいんですが・・
自殺した同級生S君が
蜘蛛になって
ミチオに会いに来て
「やあァ」って どーなの・・・
とにかくツッコミどころと
気になる事がありすぎる物語。
なのでラストへのもっていきかたが気になり
読みましたが・・
結局、よくわからず
誰が何になって何が
どーなっているのか・・・
個人的によくわからない
話でした・・・
ミステリー殺人事件を主題にしたいのか
主人公の
妄想劇を見せたいのか・・・
2つをごっちゃにし、まとまりなく
終わり。
最後 読み終わってから
「・・・??はっ・・・・??」
みたいな感情がわきでました・・・
わけのわからない まま 終わった感覚は
ありますが
夏が終わってしまう悲しい雰囲気を
残した ラストのページは
なんか 良かったです・・・・
そしてなにかと2010年以降は
作品が映像化されており
道尾秀介さん自身もメディア進出もあり、
2010年月9 ドラマ
木村拓哉さん 主演で 「月の恋人」が脚本書下ろしドラマ化。
2012年
デビュー作「背の眼」が渡部篤郎さん 主演で BSでドラマ化。
2012年
主演 阿部寛さんでカラスの親指が映画化。
「カラスの親指」なんか読むと
同じ作家さんが書いた物語とは思えない作風・文体で
驚きでした。
あらすじ
小学4年の
夏休みにおきたある事件を思い出す。
そして、妹 ミカの事も・・・
7月20日 1学期の終業式を
迎えた 小学4年生ミチオ。
彼は 終業式を休んだS君に
プリントと宿題を 届けるよう
ホームルームで先生に頼まれた。
そして、
S君の家へと向かう事になった。
彼の家に向かう途中
奇妙な猫の死体を
見つけた・・・
ミチオはあることがよぎった
ここ1年この町で起こる奇妙な事件
それは犬や猫の変死体である。
後ろ足を折られ死んだ犬や猫の
口には 白い石鹸が
突っ込まれていた。
その 猫の死体も同じだった
驚いた ミチオは
雄たけびを あげ走り
気づけば S君の家に
ついていた。
チャイムを鳴らしたが
誰もでない・・・
ドアに鍵もかかっていない。
不審に思いミチオは S君の家に
入る・・・
家の奥で 「きぃきぃ 」 と
変な音がする・・・
ミチオはその音のなる方へ近づくと
そこにはロープで首を
吊っていたS君・・・
しかし、通報をうけ
駆けつけた警察官はS君の死体はなかったと言う・・・
消えた S君の死体ミチオが発見し
通報して警官到着までの
わずかな時間に
S君の死体が 消えた。
混乱する ミチオ大人達にも
イタズラかと疑われる。
ミチオも自分の見た事に
自信が持てなくなっていく・・・
事件から1週間 後・・・
何故かクモの姿になった
S君が ミチオの前に現れた。
S君は 自分が殺された と 主張
自分を殺した犯人も見たと言う。
犯人の目星もつき後はどう
犯行証拠を見つけるか・・・
それは、犯人が持ち去ったと思われる
S君の死体を 見つける事だった・・・
ミチオと
妹、ミカ
蜘蛛となったS君・・・
2人と
1匹での
捜査が始まる・・・