なぜ?こんなに高評価?現役・AV女優、紗倉まなが描いた小説 「最低」
   

 

 

現役AV女優・紗倉まなさんが
書いた小説です。

 

AV女優という職業は
偏見や誤解を持たれやすい仕事で
人間性さえ疑われる職業・・・・(;´Д`)

 

そんな彼女が何をどう描くのか・・・

 

そして、
本から物語から何を伝えたいのか見せたいのか。

 

そんな、こんなで、
以前から気になり手にとってみた本ですが・・・

 

(一一")・・・・うーん・・・
Amazonでのレビューも
そこそこ高評価レビューもあり内容に
期待しましたが・・・

 

 

全4話の短編小説です。

ルゥーの一言感想
なんか惜しい・・・・
1話が短くサクッと読めていいけど・・・・
物語の着地点がみな似たり寄ったりでう~ん・・・
ルゥー

本と作家の情報etc・・

 

 

作家 紗倉まな

 

1993年生まれ 

 

職業は日本のAV女優、タレント、歌手、
小説家、YouTuber。

 

芸名の由来は当時人気だった、さくらまやと
芦田愛菜。

 

国立木更津工業高等専門学校の環境都市工学科出身。

 

2011年11月、
『工場萌え美少女 紗倉まな 18歳』で
イメージビデオデビュー、
グラビアでも活動していたが、
2012年、高専在学中に[4]『紗倉まな AVDebut』で
AVデビューした。

 

2015年1月15日に発売された、
自身初のエッセイ
「高専生だった私が出会った世界でたった
一つの天職」が大ヒットを記録し、
タレント本部門(総合)でAmazon.co.jpの
ベストセラー1位を獲得、
楽天でも映画全般(日本)部門で1位を獲得する
という快挙を達成した。

 

 

2016年2月12日、
AV業界に生きる女性たちの姿を描いた
自身初の小説『最低。』を発表。

 

2017年3月18日に、
二冊目となる長編小説「凹凸(おうとつ)」を発表。

 

2017年9月に、
処女作「最低。」の映画化(KADOKAWA)が
決まったことが発表される。

 

2017年10月26日に開催された東京国際映画祭で、
映画「最低。」が、
最高峰部門でもあるコンペティション部門に
ノミネートされ、芥川賞作家でもある綿矢りさ
原作「勝手に震えてろ。」と共に、日本代表作品の
一作となった。

 

『引用:Wikipedia』





タイトル ・「最低」

 

ページ数 約236p

 

2016年 3月 発売

最低
総合評価
レビュー件数 38件
2018年 11月時点でのAmazonでのレビュー評価です。

 

 

   
映画『64-ロクヨン-』(横山秀夫/原作)を手掛けた
瀬々敬久監督により2017年秋、実写映画化!

 

   

最低~あらすじ

第1章 彩乃

容姿端麗な母と姉と兄達に似ない
自分の容姿にコンプレックスを強く抱き
高校卒業後北海道の釧路の実家から逃げる様に
東京の美容院専門学校に進学したが・・・・

 

 

2年後 彼女は スカウトマンに誘われ
えーぶい女優になっていた・・・

 

姉の友達から姉、母にそのことがバレた彩乃・・・

 

執拗に彩乃を心配する母・・・

 

その事に気づかないふりをし
意地をはり背を向け続ける彼女・・・

 

彩乃の心は
一体どこへ向かっているのだろうか・・・

 

すれ違う母 娘を描いた物語。

 

 

第2章 桃子

会社を辞めて北海道旅行で心を
癒しにきた 石村30歳。

 

 

ひょんな事から北海道で意気投合してしまった
福渡とアダルトプロダクションを
設立したのだった。

 

東京にもどり無事会社は立ち上がった。

 

所属女優は1人
北海道のクラブでスカウトした桃子。

 

石村、福渡、桃子の3人で会社をはじめた。

 

上京してきた桃子は住む場所が決まらず
石村の所に居候する事になる。

 

 

これがきっかけで2人は
付き合う事になり
楽しい同棲生活の日々が始まるが・・・

 

しかし、桃子はAぶい女優・・・

 

しだいに石村は桃子がこの仕事を
選んだ理由がお金が必要だと知り
彼女に大金を渡すが
悲しいまなざしをむける桃子・・・・

 

 

石村と桃子のすれ違いはどこで
生まれたのか・・・

 

 

第3章 美穂

結婚して10年 セックスレスになって
5年目を迎えた 美穂 35歳。

 

すでに寝室も別々 夫は私に興味を
無くしたのか・・・

 

私の性欲はどこへむけたらよいのか?

 

早朝こっそり夫の寝室に
忍び込むのが日課となってしまった美穂。

 

そこでたまたま見つけたエッチなDVDの女優が
自分とよく似ていたのをきっかけに
Aぶい会社に電話して応募したのだった。

 

 

夫は知らない。

 

 

真面目な美穂さんと思っている
周囲も
家族も 親戚一同も知らない。

 

べつに生活に困ってるわけでもない
それなりに裕福で
人並み以上のモノはそろっている・・・

 

だけど…足りない刺激が・・・ 性欲が・・・

 

 

何食わぬ顔で不貞を働く主婦・・・
これは誰が悪いのか・・・

 

 

第4章 あやこ

5歳の時、母に連れられ祖母の元にきた あやこ。

 

いい加減な母親。

 

真面目な祖母。

 

2人にはさまれた生活は あやこ の
身体に変化をあたえた。

 

 

目をぎゅっとツムリ ひらく 
おかしな しぐさ・・・

 

そのおかしなしぐさに 祖母は心配するが
母は気にも留めない・・・・

 

 

月日は流れあやこも14歳となり
ある事を耳にした。

 

母が昔 Aぶい女優だった・・・と。

 

噂程度 すぐ消える・・・
そう思っていたがその噂は尾を引き 周囲に広がったのだった。

 

時は過ぎ あやこ 17歳。

 

母の噂を引きずり日々を過ごす中
母との会話もなくなり
つまらない事で祖母と口げんかになり
くすぶるよな毎日の中
突然、父と名乗る男から電話がかかってきた。

 

 

自分と母を捨てた男がいまさら 何故・・・?

 

 

困惑する中ろくでなしの父親と思いつつも
あやこは会う事にしたのだった。

 

「大人の事情 と 仕方がなかった」を理由に
生きる大人たち同様
自分もそんな大人になる事に
拒絶とあきらめを 描いた物語。




 

「最低」~感想

 

はっきり辛口で言うと全く面白くない(゚д゚)!

 

 

まず登場人物の設定と性格が破綻と矛盾
しているので正直こいつは何言っているんだと
思ってしまう。

 


各章 主人公の心情や情景を
例えて描いているが例えが長く
しつこすぎる。

 

また例え方も同じ感じでさすがに飽きる。

 

 

何回同じことを言っているんだと
感じてしまう上表現とごいりょくの乏しさが
目立ち文章や物語に重さや緊迫感が感じられず
棒読みの文章になっている感じがした。

 

 


それぞれの主人公の内面的な事を
もっと掘り下げて描いてないので上っ面の
表面的な事しか見えてこない。

 

 

これにより主人公、物語に興味がわかず
先の展開も全く気にならないので
読んでいる楽しみがない(一一")

 

これでは主人公に感情移入できないし
物語に入っていけない・・・

 

残念な出来である。

 

小説の1つの物語を読んだというより
ただただ、かきつらねた文章を読んだだけの
本になってしまっている。

 

 

正直、自己満足で書いた小説に感じ
素人が一生懸命書きました感がぬぐえない。

 

もっと読み手第3者の目線で描いてほしいと思う。

 

 

わずか2,3ページの箇所ですが
この本でもっとも良かった箇所はAぶいの
撮影現場の描き方がやはり
現役であるだけにリアル感がありました。

 

あとは題名どおり「最低」これがきっちり
各主人公に当てはまる描き方は素晴らしいと
思いました。

 

 

そこだけです良いところは・・・・

 

 

しかし、
小説としての 読み物としては
ダメダメな出来でした・・・

 

何が言いたいのかわからない感じがするが
Aぶいの世界もそんなに悪くないよと
言いたげな作者の意図もわずかに
感じる・・・かな(一一")
   

   

各章の感想

 

1話ずつ感想を書くと

 

 

1話 彩乃

 

容姿にコンプレックを感じながら
東京に来てすぐ同棲できる彼氏ができる。
酔っぱらった男を介抱したついでに
やってしまう。

 

 

バーで逆なんする。

 

あげく容姿を気にするのに
ビデオに撮られる仕事に就く。

 

ここまでくると彩乃のコンプレックス関係ない
上にお前の設定どうなってるんだとなる!!

 

 


母と姉の確執を描きながら男のマンションに
転がり込み最後はなげっぱで唐突に
終わる・・・

 

読んだ後 

    「はっ・・終わり・・・・??」てなる(;´・ω・)

 

 

2話 桃子

 

桃子の登場はほぼわずかで
ほとんど 石村の話でした。

 

桃子は・・? てなるが
ほぼ登場せず・・・

 

 


だったら 題名は石村でいいんじゃないかと
読んでいる途中 そう思って仕方ない。

 

石村の言動、キャラ設定がふらふらで
コイツがAぶいの世界で変な
プロダクションに入り女の子が痛い目に
あうなら僕の事務所に入れて守ってあげたいと
言うが言ってることがなんか矛盾しつつあり
困惑する・・・

 

 

最終的にこれも なげっぱで 終わる(*'▽')

 

 

第3話 美穂

 

これはまだ、マシ目的もはっきりして
いるし主人公の心情もくみ取れる。

 

 

がまったく おもしろくない・・・

 


展開がありきたりでもっと
主人公のゲスさを狡さを全面的に
押し出して徹底した悪女に徹して
ほしかった。

 

 

終わり方も引きずる薄ら笑いが見える様で
良かったが・・・

 

展開 例えの描き方 心情の描写が
おもしろくない・・(;´・ω・)

 

 

 

第4話 あやこ

 


展開が唐突すぎるのと誰の台詞かわからず 
読み返す事がしばしばあり読んでいて
テンポが悪い為ホントに文章を読んでるだけの
気分になる。

 

 

あやこの幼少期の話はいらないと思うし
あやこが14、17歳からの
物語で良いんじゃないかとさえ思う。

 

幼少期を書く分
祖母、母親、この2人それぞれの確執や
娘あやこが どう 2人を捕らえているのか
もっと描いてほしかったし
父親との確執と どうにもならない現実を
もっとキッチリ描いてほしかった・・・

 

 

なのでよくわからないまま
 なげっぱに感じる(一一")

 

 

 

個人的な感想をずらーっと書きましたが
これで 定価1200円は やはり 高いです・・・

 

Aぶい女優という肩書が無ければ
本にもならないと思いました。

 

せめてワンコイン500円がいいとこです。

 

 

えーV女優という職業を選んだ女性の書いた小説で
それが映画化されて話題性はあり興味本位に
手を取る人をターゲットにした本に感じます。

 

僕も興味本位で購入した一人です(*'▽')

 

 

正直、彼女なら職業柄 
もっと 腹黒い ゲスいものが描ける気がします。

 

 

女性の
ゲスさと
良心の呵責に揺れ動く
性を売りにした女性の物語
そんな小説を書いてほしいですね・・・
(*'▽')

 

 

 

 

 

ルゥー
チャンネル名RokaでYouTubeに
描いてみたの動画を
あげています。
良かったら見に来てください。
  

 

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