人類全体が試される「ハーモニー・プログラム」、美しくも儚い少女たちの結末は・・・~「ハーモニ―」 伊藤 計劃





伊藤計劃先生の本は

虐殺器官・ハーモニーとこれで2冊目になります。

 

 

美しくも儚い物語にSFとミステリーサスペンスがてんこ盛りの1冊です。

 

  
ストーリー的に少々複雑ですが読み終わってみれば
虐殺器官同様ぼんやりと理解できるお話でした。

ルゥーの一言感想
人類救済のカギは・・・

エヴァの人類補完計画っぽいけどちょっと違う・・・
虐殺器官よりは分かりやすいストーリーだったよ。
ルゥー
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本と作家の情報etc・・

 

作家・伊藤計劃

 

    本名、伊藤 聡
    1974年10月14日 生まれ
    2009年3月20日 肺癌のため死去。

Webディレクターの傍ら執筆した『虐殺器官』が、
2006年第7回小松左京賞最終候補となり、
ハヤカワSFシリーズ Jコレクションより刊行され、
作家デビュー。

 

生前は、ゲームデザイナー小島秀夫の
熱狂的なファンであった。

 

学生時代にプレイした『スナッチャー』から
小島の作品にのめりこみ、

    「小島原理主義者」「MGSフリークス」を自称するほどであった。

特にメタルギアソリッドの二次創作を中心に手がけており、
後にゲームの公式ノベライズを担当した。

 

遺作となった『ハーモニー』で第30回日本SF大賞を受賞した。

「特別賞」枠を除き、故人が同賞を受賞するのは初めてである。

 

2010年に同作の英訳版が出版され、
アメリカでペーパーバック発刊された
SF小説を対象とした賞であるフィリップ・K・ディック賞の
特別賞を受賞した。

 

長編の3部作品である

  • 『屍者の帝国』
  • 『ハーモニー』
  • 『虐殺器官』
  • はアニメ映画化され、
    ノイタミナムービーとして順次劇場公開されている。

     

    この3作品は見放題作品として

      U-NEXT
      」でも楽しめます。

     

    『引用:Wikipedia』

     

     

     

  • タイトル・「ハーモニー」
  • ページ数 364p
  • 発売日  2008年12月18日
  •  

     

    2015年11月に劇場公開しました。

     

    主題歌はEGOISTが歌う

    「Ghost of a smile」ですね。

     

    EGOISTはテレビアニメ『ギルティクラウン』の終了と共に
    一回解散したと思いましたがいつのまにか復活してましたね。

     

       

    ハーモニー
    総合評価
    レビュー件数 182件

       

    2018年 11月時点でのAmazonでのレビュー評価です。

     

    ハーモニー~あらすじ

     

    世界大戦と未知のウイルスにより
    人類滅亡の危機「大災禍(ザ・メイルストロム)」を
    経験した人類は高度な医療機器と人害によるものを全て排除し
    健全と優しさ、幸福と健康で世界を支配し新たな世界を構築した。

     

     

    酒も煙草も不健全な娯楽も暴力的なテレビゲームも
    そして、公園の危険な遊具ジャングルジムさえも
    存在しない・・・

     

     

    こんな世界にうんざりした少女3人達がいた。

     

     

      霧慧トァン(きりえトァン)、
      御冷ミァハ(みひえミァハ)、
      零下堂キアン(れいかどうキアン)は

    拒食による自殺を図るが

      霧慧トァン、零下堂キアンの2人だけが助かり

    御冷ミァハは栄養失調のまま命を落とした・・・

     

     

    そして13年後・・・

     

    霧慧トァンは螺旋監察官として情緒不安定な危険な国で
    戦場を駆け回る日々を過ごしていた・・・

     

     

    目的は、危険な国だからこそ手に入る
    酒と煙草に手を染める為だった。

     

     

    しかし、それが上官にバレ謹慎の命を受け日本への帰還を
    言い渡される。

     

     

    帰国後かつての親友・零下堂キアンと
    再会し昔話と仕事の話で昼食を楽しむ中、
    零下堂キアンが突然テーブルナイフを
    自分の頸元に突き刺し自害した・・・

     

    零下堂キアンが自殺したその瞬間、
    世界各地でも同じように自分の頸元にナイフを突き刺し
    自害する自殺事件が起きていた。

     

     

    世界のいたる所で6582人の人間が自らの命を
    絶とうとしていたのである。

     

     

    親友の謎の自殺を解明する為に霧慧トァンは螺旋監察官の立場と
    上官へのある取引を提示し自らこの集団自殺事件の捜査に乗り出す・・・

     

     

    言い渡された捜査猶予は5日間・・・

     

     

    捜査線上に上がったのは世界の平和を維持する為の

      プロジェクト「ハーモニー・プログラム」を研究する組織、
      「次世代 ヒト行動特性記述ワーキンググループ」に行き着くが

    組織の中心に自分の父親の名と死んだはずの
    御冷ミァハの名があったのだった・・・

     

     

     

    そして、全世界に流れる脅迫メッセージ

      「私たちは新しい世界を造りますそれができる人を
      選ばねばなりません
      これから1週間以内に誰か一人殺してください」

     

      「それができない人には死んでもらいますこの間の事件の様に・・・・」

     

    新しい世界構築への礎として人類全体が試されるプロジェクト
    「ハーモニー・プログラム」とはいったい・・・

     

    ハーモニー~感想

     

    伊藤計劃氏の作品は2冊目ですが虐殺器官 、同様作家の世界観が強すぎて
    理解するまで(受け入れるまで?)少し時間がかかりました。

     

     

    ストーリーの内容は簡単に言うと

      「御冷ミァハが考えた人類が一生、平和で生きて行くにはどうしたらいいか」

    世界平和と人類の幸せを考えた末、
    つくりだされた無茶苦茶な計画が「ハーモニー・プログラム」。

     

     

     

    死んだはずの親友・御冷ミァハが生きていてこのトンデモナイ計画を企ており
    さらに主人公・霧慧トァンの父親がこの計画に手をかしている始末。

     

    さぁ霧慧トァンどーする、みたいな展開で面白いかったです。

     

     

    読んで見て虐殺器官と似たり寄ったりの
    感じは受けましたが読み終わってみれば微妙に違う・・・

     

     

    虐殺器官が人類同士の虐殺による平和維持なら
    ハーモニーは人類の一体化(同化・同調)による平和維持かな・・

     

    虐殺器官もハーモニーもどちらも人間は死んでいる、
    もしくは死んだも同然の状態でその中での人類の完全なる平和を実現していましたね。

     

    こういった無茶苦茶な計画に行き着く理屈はなんとなくわかりますし
    エヴァの人類補完計画にどことなく似てました。

     

     

     

     

    虐殺器官、同様最後は優しく狂ったようにエグイ終わり方
    でしたが一応・・・

      ハッピーエンドかなと・・・?  

     

    実に複雑な物語でありましたが初めて
    エバンゲリオン劇場版・まごころを君にを見た時と同じような
    感触を感じ御冷ミァハの考え方と霧慧トァンの決断がわかったような
    わからなかったよなそんな1冊でした。

     

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