戦に生きた男 土方歳三・・司馬 遼太郎「燃えよ剣」。修羅の道を突き進んだその先に・・衝撃のラストが忘れられない

今回は新選組「土方歳三」を描いた時代小説を
読んでみました。

 

司馬 遼太郎先生の目線で土方歳三を主人公に
新選組の活躍と終わりを面白い視点で描かれて
いて歴史を違う目線で楽しめる1冊です。

 

タイトルをみて「燃えよ斬鉄剣」を思い出し
てしまいました(笑)

 

「燃えよ剣」は2021年10月15日に映画が公開します。




本と作家の情報etc・・

 

  • 作家・司馬 良太郎
  •  

  • 1923年〈大正12年〉8月7日 - 1996年〈平成8年〉2月12日(72歳没)
  •  

    1923年(大正12年)8月7日、大阪府大阪市南区難波
    西神田町(現・浪速区塩草)に、薬局を経営する
    父・福田是定(薬剤師)、母・直枝の次男として
    生まれた。

     

    1936年(昭和11年)、私立上宮中学校に進学。

    入学後の成績は300名中でビリに近く本人も驚いた
    らしいが、慌てて勉強をしたら二学期には上位20位
    に入ったという。

     

    1939年(昭和14年)、中学生だった司馬にも戦争が
    影を落としており、上宮中学の配属将校から
    学校教練を受けている。

    1943年(昭和18年)11月に、学徒出陣により大阪
    外国語学校を仮卒業(翌年9月に正式卒業となる)。

     

    兵庫県加東郡河合村(現:小野市)青野が原の
    戦車第十九連隊に入隊した。

    卒業後、満州牡丹江に展開していた久留米戦車第一
    連隊第三中隊第五小隊に小隊長として配属される。

     

    翌45年に本土決戦のため、新潟県を経て栃木県
    佐野市に移り、ここで陸軍少尉として終戦を迎えた。

    敗戦にショックを受けた司馬は「なんとくだらない
    戦争をしてきたのか」
    「なんとくだらないことをいろいろしてきた国に
    生まれたのだろう」との数日考えこみ、
    「昔の日本人は、もう少しましだったのではないか」
    という思いが、
    後の司馬の日本史に対する関心の原点となり、
    趣味として始めた小説執筆を、
    綿密な調査をして執筆するようになった。

     

    産経新聞社記者として在職中に、
    『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。

     

    代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』
    『坂の上の雲』などがある。

    『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも
    活発な文明批評を行った。

     

    『引用:Wikipedia

     

  • タイトル・「燃えよ剣」新書版
  • 1998年9月 発売
  • 昭和37年~39年の約2年間「週刊文集」で連載。

     

    1966年に映画化、ドラマ化(全13話)

    同じく1970年にもドラマ化(全26話)

     

    1990年にはお正月の特番として
    2日間によるの2部構成で放送された。

     

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    燃えよ剣~あらすじ

     

    始まりは田舎の小さな道場・流派は「天然理心流」
    大名に憧れた近藤勇
    武士を夢見た土方歳三
    その二人の間でニコニコ楽しく笑う沖田総司
    田舎剣士3人で始まった物語。

     

    武州多摩で開いた小さな道場流派は「天然理心流」
    経営主は近藤勇。

     

    道場を大きし天然理心流を広めようとしたが
    流行り病の為門人も集まらず生活も困窮を極めた。

     

    そんな折、知人の山南敬助の口利きで清川八郎
    率いる幕府微募の浪士組の話が舞い込んだ
    喰うために仕方なく道場を締め、
    文久3年(1863)年近藤勇達は京へと
    上がった。

     

    そして、京都守護職・新選組の立ち上げ
    当初は多くの問題を抱えた新選組であったが
    土方・近藤により一つにまとまりつつあった。

    しかし、倒幕へと傾く時世の中で新選組も
    厳しい立場にさらされた。

     

    戦国の時代は終わりつつあり近代化の時代を迎え
    つつあった・・・ 

     

    戦場もまた大きく様変わりし国外からの銃器の数々
    それを使う長州藩に土州藩たち剣一つで戦場を
    駆け回るには厳しすぎた・・・

    多くの同士を失いながらも江戸幕府・徳川の為に
    その身を犠牲にする新選組。

    そして、新選組解散、局長・近藤との別れ・・・・

     

    最後の最後まで時代に逆らい意地を張りつづけた
    男・土方歳三。

     

    その生涯を描いた長編小説「燃えよ剣」。




    気なる所

     

  • 土方歳三の頑固なまでの倒幕阻止。
  • 土方歳三にとって倒幕阻止とは?
  • 何故、そこまでこだわったのか?
  •  

    燃えよ剣~感想

     

    土方歳三や沖田総司の殺陣のシーンは文章から想像
    させられその勇士はカッコよく
    常にギリギリの状況で鬼気迫るストーリー展開は
    実に面白くページをめくる手が止まりませんでした。

     

    土方歳三が近藤勇をたて
    その土方を心配しながらちょっかいを出す沖田総司。

     

    この3人の関係が友人・兄弟・仲間を感じさせ
    読んでいるこっちもなんだか楽しくなりました。

     

    しかし終盤でこれまで共にした仲間との袂を分かつ
    決断や時代の変革、土方歳三のこだわりと信念の
    すさまじさ、彼の強い思いが文章から伝わりました。

     

    ラストは読んでいるこちらもグッとちょっと力が
    入ってしまうほど読みごたえたっぷりでした。

     

    出会い、新選組結成、時代、思い夢、そして別れと
    これまでのストーリーが走馬灯のように走り抜けるほど
    土方歳三の最後は無念で悲しくともなぜか、
    これで良かったような終わり方でした。

     

    難しく読めない漢字も多く
    また、あまり歴史には詳しくないので
    ちょっとわからない政治的時代背景や人物もあり
    理解するのにてこずる本でした(一一")

     

    作者の主観や解説が入ったりとちょっと
    話がそれる部分もありましたが
    読んでよかったと思えるほど新選組の歴史と
    土方歳三の壮絶な生涯はサイコーでした。




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