舞台は歌舞伎町!
そこで起こる男女の命がけの逃走劇!
暴力と金とSEXと中々過激なストーリーでした。
しかし、
本能むき出しの男女に追い込まれた人間の醜い
姿が生々しく描かれていており
個人的には気に入っている1冊です。
不夜城は3部作の作品ですが
第1作目だけでも十分楽しめる物語に
なっております。
この本を読んで作家・馳 星周にはまりました。
本と作家の情報etc・・
作家 ・ 馳 星周(はせ しゅうせい)
1965年生まれ
本名は坂東 齢人(ばんどう としひと)
ペンネームの馳星周は本人がファンである
スター周星馳の名前を逆にしたものである。
北海道苫小牧東高等学校、横浜市立大学文理学部卒業。
大学時代は内藤陳が
経営する新宿ゴールデン街のバー深夜プラス1で
バーテンのアルバイトをする。
勁文社の官能小説レーベル「グリーンドア文庫」の
編集者やフリーのゲームライターを勤めた後、
1996年8月、
『不夜城』にて一般小説作家としてデビュー。
タイトル 「不夜城」
映画化もされ1998年6月27日に公開しました。
主演は金城 武、当時は人気でしたね。
他にも
山本未来に椎名桔平
田口トモロヲと谷原章介も出演してます。
主題歌はBZが歌う
「The wild wind」です。ルゥー主人公・健一が夏美を失った心情を
歌ってるようでこの映画に
物語にしっくり来るいい曲と詩でした。
不夜城 | 2018年 7月時点でのAmazonでのレビュー評価です。 | ||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 67件 |
不夜城 |
不夜城~感想
真夏の 熱帯夜に
個人的におすすめしたい1冊。
読了後、がっつり鬱になり
虚脱感を味わえる・・・・
生きるって何だろう・・・・
儚さを感じながら
そんな事を考えてしまう本でした。
暴力・金・SEXと裏社会が舞台のこの物語
刺激的な描写も多いですが
それも踏まえて面白かったです。
刻々と追いつめられる主人公、不眠不休で
呉富春を探しそのさなかで
数々の問題が沸き起こるストーリー。
謎の女「夏美」は裏がありそうだがあえて
協力者として引き入れかけ引きに
使うはずが・・・
そして ピンチ、ピンチの連続が裏社会の
汚さを思い知らされ常に崖っぷちの主人公、
さぁどーすると
意外な展開をみせるストーリー、
謎の女・夏美との逃走劇の中2人で
ハッピーエンドを迎えると思いきや
最後の最後に見せた裏社会の残酷すぎる
選択と現実・・・
そこに茫然としながら
誰も得しないこの一連の事件と物語の終結
そして、夏美との出会いは
-
なんだったのか・・・
全てが終わった歌舞伎町は何事もなかったように
いつもどうり騒がしく・・・
そして、静かに主人公の中で目覚める怪物・・・・
2部「鎮魂歌」に続く良い終わり方でした。
不夜城~あらすじ
舞台は日本一の歓楽街、
日本国内でありながら特殊な環境化にある
眠らない街新宿区歌舞伎町。
そこは中国人たちの商売勢力の争いの場でもあり
中国マフィアが支配する裏社会。
主人公 ・ 劉健一
(りゅう けんいち)
日本人と台湾人のハーフである彼の
生い立ちはその血のせいで恵まれたものではなく
自然とその身は歌舞伎町の一員へと
迎えられた。
歌舞伎町で故買屋をしつつ巧みな情報量を駆使し
静かに裏社会を生きていた。
ある日、親代わりである
楊偉民(ヤン ウエイミン)から
かつて、コンビを組んでいた
呉富春(ウー フーチェン)が
歌舞伎町に戻ってきたと聞かされる。
1年前歌舞伎町である事件を起こし
上海マフィアのボスの怒りを買い
その身をくらました男・呉富春。
そして、上海マフィアからかつてコンビを
組んでいた劉 健一お前が呉を3日以内に
連れてこいと脅される。
連れてこなければ殺される
歌舞伎町以外で生きていける当てもない。
-
「何故、今になって・・・」と頭を
痛める健一・・
そんな矢先に現れた謎の女、夏美・・・
呉の元彼女であり呉に恨みがある為
奴を売り渡すと話しかける。
困惑する健一だが、わずかに3日しかない期限
夏美を利用し
マフィア同士のいざかいを利用し
呉も利用し
その裏で楊の不気味さがひかりつつも
元の生活を取り戻そうと必死にあがくが
全てが裏目にでて
歌舞伎町の闇の中へと沈みつつあった・・・
彼に残された最後の選択とは!
描いてみたの動画を
あげています。
良かったら見に来てください。