偽りの日常と真実の世界が交差するラブストーリー。「ラーゼフォン第4巻」




前回のあらすじ

神名綾人は自分が青い血を流すムーリアンと同じ存在と
知ってしまい自分の居場所を見失っていた。

 

ムーリアンとして生きるか人間として生きるか
その決断をする為そして、自分の母親が何者なのかを知るため
再び東京ジュピターへ戻る決心をした。

 

紫東遙、如月樹 に見送られ綾人と似た存在の
如月久遠と共にラーゼフォンで旅立ったのだった。

 

ルゥーの一言感想
最終決戦目前!
神名綾人、紫東遙2人の関係が明らかに!
ワクワクとドキドキの第4巻!
ルゥー

本と作家の情報etc・・

 

著者 大野木 寛(おおのぎ ひろし)

 

1959年生まれ 

 

主にアニメの脚本を手掛ける。

 

アニメの脚本家を務める傍ら自信が関わった。

 

アニメの小説も執筆。

 

SFロボットアニメを中心に執筆するが、
一方で
『あたしンち』・『ドラえもん』といった
生活ギャグアニメも手がける。

 

数々のテレビアニメの脚本を手掛け、
地球少女アルジュナ』や
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」等をはじめとしたアニメでも
シリーズ構成を務めている。

 

アニメ脚本

 

  • 重戦機エルガイム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムseed
  • 創生のアクエリオン
  • マクロスF
  • 夏目友人帳
  • など。

     

    小説執筆

     

  • 創生のアクエリオン
  • 八剣伝
  • 夢幻界戦記
  • など
    『引用:Wikipedia』

     

     

    タイトル 「ラーゼフォン 第4巻」

     

     

  • 2002年 12月 発売
  •  

  • ページ数 約 236p
  •  

    テレビアニメ版だと18話~20話分。

     

    ラーゼフォン第4巻分はDVD第7巻に収録されています。

     

      
    ラーゼフォン第4巻
    総合評価
    レビュー件数 1件

    ラーゼフォン第4巻~あらすじ

     

    東京ジュピターに戻った神名綾人は
    母親、神名麻弥の手により全ての記憶を洗脳で
    塗り替えられ東京ジュピターに戻った目的を忘れ
    普通の日常生活を送っていた。

     

    親友鳥飼守と守の恋人、朝比奈浩子・・・・

     

     
    その日も、3人でショッピングを楽しみ
    守の冗談に笑い楽しい高校生活を過ごしていた。

     

    しかし、なにげない会話の中で
    朝比奈浩子が如月久遠が事故で入院していることを
    話題にした。

     

    その名がでるまで久遠の事等、思い出しもしなった綾人は
    自分の過去を思い出せない事にきづく。

     

    一方、TERRAでは神名綾人がラーゼフォンを奪取したうえで
    脱走したことについて一色真とヘレナの手回しにより
    責任の全てをTERRAが負う形となった。

     

    国連軍も自衛隊の協力もあてにできず
    財団側から提供された新型兵器ヴァーミリオン1機のみで
    隠密に行う東京ジュピター侵入奪還作戦が決まったのだった。

     

    そして、過去の記憶のない自分と存在する理由に
    苦悩する綾人の前に美嶋玲香が現れ洗脳を解き記憶を戻し
    母・神名麻弥の正体を見せるのだった。

     

    東京総監府、人類の敵MU代表と知りさらに麻弥から
    青い血を見せつけられ自分が何者なのか教えられる。

     

    綾人はそれを拒み
    恐怖し家を飛び出し逃げるのだった。 

     

    もうここには居られないと必死に走って逃げ惑うなか
    朝比奈浩子と出会う。

     

    彼女のもまた自分の血が青い事に気づき
    混乱の中さまよっていた。

     

    行く当てもなく居場所を見失った2人は
    ラーゼフォンで東京ジュピターから脱出した。

     

    奪還作戦遂行中の 
    紫東遙とエルフィは綾人への接触が間に合わず
    すれ違いで空に消えていくラーゼフォンを見送るしか
    できなかった・・・

     

    綾人との運命に何度もすれ違い
    捕まえたと思うたびにするりと指から逃げていく
    かつての恋人に叫ぶ遥だった・・・・

     

    ラーゼフォン第4巻~感想

     

    物語も終盤になり紫東 遙と神名綾人の関係がついに解明され
    これまで大したうごきをみせなかったMU、東京ジュピター
    そして神名麻弥がついに動き始める第4巻。

     

    MUとは一体何者かを描きつつ綾人と遥にMU大戦前に何があったのか?

     

    2人の関係をついに語る遥の過去が
    これまで宙ぶらりんだった2人の関係に終止符がうたれました。

     

    うすうす感じていた2人の関係ですが意外な過去や
    人間関係がわかり1巻 2巻 3巻を通して面白かったです。

     

    今回、第4巻はこれまで1,2,3巻とガラリと変わって
    終始シリアス一辺倒になっており緊張感と悲しさ、切なさが
    織り交ざった文体が複雑な感情を読み取れる描き方で
    悲壮感ある物語が一つにまとまる感じでした。

     

    序盤での主人公 神名綾人の不安定感が上手く描かれており
    その後の中盤から後半にかけての朝比奈浩子との逃避行では
    強く生き抜く姿が見られ初めて大切なものを失った彼が
    大きく成長した姿が良かったです。

     

    前回3巻では 一色たちバーべム財団側の
    人間の過去が描かれています。

     

    今回4巻では神名綾人、紫東 遙 本作の主軸となる
    2人の過去 関係が描かれつつ神名綾人が朝比奈浩子と 
    2人での逃避行の果てで彼が悲劇な運命をうけつつも
    その後雄々しく立派に振る舞う姿が印象的でした。

     

    物語後半は最終巻に向けて
    大きくTERAの組織内も様変わりしまており
    功刀司令の解任 自宅謹慎代わりに一色真が司令官に。

     

    紫東 遙は
    一色の後押しで一色の直属情報解析士官に昇進。

     

     

    そして、もう一人美嶋玲香そっくりの女性幹部候補の
    ハルカ少尉謎の新キャラ登場さらには鳥飼守が
    なぜか綾人の前に現れます。

     

    彼が突如として現れた理由は少し描かれますが
    伏せときます・・・・

     

    次巻での綾人と鳥飼守、2人の決着も楽しみです。

     

    物語の全容が見え始めたラーゼフォン第4巻でした。



     



     

     

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