緊迫感せまる小説!時効まで24時間!自殺なのか殺人なのか?3人の供述から紐解かれる真実とは?横山秀夫「ルパンの消息」。

 

作家、横山秀夫の処女作になります。

 

横山作品を始めて読んだのがロクヨンでした。

 

ロクヨンを読んだ時、文字が語る力と丁寧な文体で
読みやすく物語がスッと頭に入ってくる文章構成に
作家、横山秀夫に興味をもち読んだ1冊です。

 

ルゥーの一言感想
読みやすいけど・・・
処女作という事でそれほど深みのある
物語ではなかったかな。
うーん・・・
教科書通りの道筋を辿って
読んだ感じかなぁ・・・
ルゥー

本と作家の情報etc・・

 

  • 作家  横山秀夫
  •      (よこやま ひでお)

     

  • 1957年 生まれ 59歳
    1. 元新聞記者。

    東京都立向丘高等学校、
    国際商科大学(現在の東京国際大学)商学部卒業。

     

    1979年上毛新聞社に入社。以後12年間記者
    として勤務。

     

    1991年「ルパンの消息」が第9回サントリー
    ミステリー大賞佳作を受賞したことを契機に退社。

     

    1998年に「陰の季節」で
    第5回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。

     

    2003年に刊行された『クライマーズ・ハイ』は、
    著者が記者時代に遭遇した
    日航機墜落事故取材の体験をまとめたもの。

     

    しばらく体調を崩していたが、

     

    2012年、7年ぶりに刊行した『64』が
    ベストセラーに数千枚の原稿を捨てながら
    作品の完成度を上げることに努力し
    書き上げた。

     

    「このミステリーがすごい!」と
    「週刊文春ミステリーベスト10」で1位に輝く。

     

    『引用:Wikipedia

     (代表作)

  • 半落ち
  • クライマーズ・ハイ
  • 動機
  • ロクヨン
  •  

     

     

  • タイトル 「ルパンの消息」
  • 2005年 発売
  • ページ数 「329ページ 」
  • ルパンの消息
    総合評価
    レビュー件数 125件
      

    ルパンの消息~あらすじ

     

    平成2年12月8日夜 巣鴨。

     

     

    署長、幹部、刑事、、サツ廻り、記者などが集まり
    どんちゃん騒ぎの某警察署の忘年会。

     

    会も佳境に入った頃署長 
    後閑耕造(ごかん こうぞう)は
    若い刑事からある知らせをうけた。

     

    内容は15年前の女教師が失恋を苦に
    校舎わきで飛び降り自殺した事件の
    ことである。

     

    過去、自殺で処理されたこの事件が密告により
    他殺の疑いがあると浮上した。

     

    ガセねたではと疑ったが本庁から回ってきた
    情報ゆえ信憑性が高い為ネタ元は固かった。

     

    さらに密告者の話では犯人は自殺した女教師の
    元教え子たち

      喜多芳夫(きた よしお)
      竜見譲二郎(たつみ じょうじろう)
      橘宗一(たちばな そういち)

    の3人と思われると・・・

     

      理由は・・・

    女教師が自殺した時間帯に学校に忍び込んでいた、 
    との情報からこの3人が 女教師を屋上から
    突き落としたのではとの見かただった。

     

      15年たった今 何故・・・

     

    そして、もしこれが殺人事件ならば
    明日いっぱいで時効が成立する緊迫した状況・・・

     

    時効まで24時間・・・

     

    捜査の中で浮かび上がったのは高校時代に
    3人が企てたルパン作戦なるもの。

     

    それが一体この殺人事件とどう関係するのか?

     

    ルパン作戦の目的とは・・?

     

      

      

      

    ルパンの消息~感想

     

    とうとつな始まりと時効成立まで24時間。

     

    15年たった今何ごろとルパン作戦、容疑者として
    浮かび上がった3人の高校時代の関係と気になる
    要素の多い本でした。

     

    15年前の過去を話す度に色々と
    事件当日のことが細かく紐解かれる展開は
    面白くもあったが・・・

     

    回想の部分が長い。

     

    ちょっと長くクドく感じ読んでいて
    疲れてくる・・・

     

     

    過去の回想はもう少し簡潔にいって
    ほしかったかな・・・

     

    作者の処女作という事で

      ストーリー構成 
      展開のテンポは

    いまいちな感じは受けたが発想は面白かったです。

     

    ルゥー
    ストーリー上しょうがないけど設定も
    ちょっと強引だったかなぁ・・・

    処女作ということで読み手に分かり易くするために
    意図して回想シーンをとても丁寧に書かれている
    のは好印象でした。

     

    横山秀夫先生の作品はとても読みやすく、
    惹きつけられる要素や読後にスッキリとした
    満足感をいただけるので色々とあさって
    読んでいます。

     

    おすすめの作家さんの1人なのでぜひ横山作品を
    読んだことのない方は手始めに軽い気持ちで
    読んでいただきたい。




    こんな本も読んでます。

     

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