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ルー=ガルー1~忌避すべき狼の続編であり
前回のメンバーと新キャラを加えての新たな物語
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ルー=ガルー2~インクブス×スクブス・相容れぬ悪魔。
前回ルー=ガルー1は食人のお話、
そして今回は「毒」のお話 ・・・
今回のルーガルー2は京極シリーズ・邪魅の雫と
僅かなりのつながりをみせてますので邪魅の雫も
読んでみるとストーリーの原点が垣間見えます。
ストーリー展開から紡ぎだされる女の友情に
ミステリアスな物語が本の分厚さを忘れるぐらい
楽しめる1冊。
本と作家の情報etc・・
作家 京極夏彦
1963年 3月26日生まれ
京極夏彦 北海道小樽市 出身
気まぐれで書いた小説がデビュー作に
余りの出来の良さに
編集者もプロの書いた悪戯と思い込み
返事をもらった京極も悪戯と思った。
デビューは31歳 多才な才能を持ち
気まぐれで小説家になった方です。
デビュー作 「姑獲鳥の夏」
百鬼夜行シリーズ第1弾にあたり
これ以降1000ページを超える小説から
レンガ本など と評される。
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タイトル ルー=ガルー2~インクブス×スクブス・相容れぬ悪魔
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ページ数 約 ・ 605p
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2011年 10月14日 発売
ルー=ガルー2 | |||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 12件 |
ルー=ガルー2~あらすじ
前回の事件から3ヶ月・・・
巻き込まれたとはいえあれほどの大事件を起こしたにも
かかわらず少女達は普段の生活を送っていた・・・
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傷害致死
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殺人罪
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銃刀法違反
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住居不法侵入
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建造物破壊
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不正情報略取及び操作
などなど・・・
本来なら少女達4人に課せらる罪である。
しかし、事件の真相が世間に知れるのを
良しとしない政府が彼女たちを罪に問う事はしなかった。
その代わり特務機関国家総合警察公安部十課の
監視下におかれる立場となった。
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特に危険視されたのは問題児の天才ハッカー
都築美緒であった・・・
そして、今回の物語は前回の事件で被害者だった
来生律子(きずぎ りつこ)の元に小瓶に入った
未知なる毒を手渡しに来た作倉雛子(さくら ひなこ)。
作倉雛子の脅えるような様子に
心配する来生は断るに断れずその毒を受け取った。
その一件を前回の事件で知り合った
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都築美緒
に相談した。
理由は都築美緒が頭がいいからである・・・
毒を受けとった都築美緒は
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「設備のあるどっかに忍び込んでどんな毒なのか分析する」
そう言って来生の家を出た・・・
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その数日後・・・
コミュニケーション研修センターで刃物を持った16歳の女児が
警備員5人を相手に傷害事件を起こした一部始終を見ていた者は
その動きは常人の動きではなかったという・・・
そんな事件が起きた中、来生律子の家が泥棒に荒らされ
さらに都築美緒の家が爆発・・・
都築美緒は行方知れず・・・
これを聞きつけ前回のメンバーが集結。
さらに特務機関国家総合警察公安部十課も動き出す。
小瓶の毒を巡って
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来生律子
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都築美緒
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神埜 歩未(こうの あゆみ)
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牧野 葉月
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麗猫(レイ ミャオ)
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橡(くぬぎ) 達が毒の真実を暴く!!
ルー=ガルー2~感想
前回の主人公・牧野葉月は人見りが激しく引っ込み思案で
ウジウジ考える性格だったのに対して
今回の主人子である来生律子は関西弁で行動力が
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あり物事をはっきり言う。
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そんな、性格のせいか物語がさくさくテンポよく進む。
来生律子と都築 美緒のコンビはボケとツッコミのようで
笑えるやりとりの会話でした。
あいかわらず都築美緒が
京極シリーズの名?探偵榎木津礼二郎のキャラと被って面白い。
まさに、言動・行動・考え方が自己中でメチャクチャであるが
読んでいて楽しい所であった。
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都築美緒「毒調べる為ハッキングしまくったら国家機密暴いた。
自作でプラズマ砲作ったで。これで、暴れるわ。」
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来生律子「あんた・・・滅茶苦茶やないか・・・」
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美緒の家、爆破されて美緒は行方不明
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前回メンバー全員「美緒どこいったの・・・」
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爆破前
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都築美緒(何の毒かわらんからハッキングして国の研究施設忍び込んでくる)
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来生律子「あっ、なんか・・・設備あるとこ忍び込む
ゆうとりましたけど・・・」
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前回メンバー全員唖然 「・・・・・」
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国家総合警察公安部十課一同
どんっ!「これだからッ!あのっ女はっ・・・!」
などこんな流れが結構好きです。
個人的に笑える箇所もあり前回よりも楽しめた
ストーリーでした。
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ただ、京極先生あるあるの
相変わらず台詞の言い回しがくどいです
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そこだけが読んでて疲れます・・・・
未知の毒の謎を巡ってあれこれいろんな組織、団体や
人間が動きまさかの結末にポカーンですが
ストーリー的には意外性があり面白くまとまっています。
ページ数が500越えの分厚い本なので長い夏休みを
利用して一気読みするにはおすすめのルー=ガルーシリーズです。
前回のちょっとした事件、出来事とも繋がりを
みせているので登場キャラの人間関係、個性などを知るためにも
ルーガルー1から読む事をおすすめしたいです。
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