学園ミステリー小説。読みだしたら止まらない!「鱈目講師の恋と呪殺。(桜子准教授の考察)」/望月諒子





桜子准教授の考察 シリーズ 2作目ですが
1作目から読むと面白さが倍だと思います。

 

桜子の冷ややかな突っ込みと学生たちの身も蓋もない言動が
笑わしてくれます。

ルゥーの一言感想
前回をしのぐ爽快感と笑い!
前回よりも読みやすくストーリーにまとまりがあり面白い。
是非シリーズ化してほしい!
ルゥー

本と作家の情報etc・・

 

作家・望月 諒子(もちづき りょうこ)

 

1959年生まれ 愛媛県 出身

 

銀行勤務を経て、学習塾を経営。
2001年、『神の手』を電子出版で刊行しデビュー。

 

デビュー作「神の手」が

予想を上回る売り上げをみせ電子書籍から

文庫本として書店へと並ぶようになりました。

 

2010年、ゴッホの「医師ガシェの肖像」を題材にした美術ミステリー
『大絵画展』で
第14回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。『引用:Wikipedia』

 

  • タイトル・「鱈目講師の恋と呪殺。桜子准教授の考察 桜子准教授の考察シリーズ 」
  • ページ数 247p
  •      

  • 発売日 2015年 7月 22日
  • 鱈目講師の恋と呪殺。
    総合評価
    レビュー件数 3件




    鱈目講師の恋と呪殺。桜子准教授の考察 ~あらすじ

     

      桃沢 桜子 42歳

     

    順風満帆の人生をおうかしつつも
    万年男日照りの独身女。

     

    足りないものは男だけ・・・

     

    立志舘大学文学研究科准教授である。

     

    前回、大学内で起きた殺人事件と都市伝説事件も
    風化する中あらたに話題に上がったのが
    大学周辺 敷地内に描かれた

      「呪 殺」のいたずら書き

    さらにその話題が消えかかる頃、大学校門前に
    腹を裂かれた猫の死体が吊り下げられており
    大学内に不穏な空気を漂わせた。

     

    桃沢ラボの学生達も呪殺 猫の死体で盛り上がっていた。

     

    しかし、桜子はそんな事よりも重大なことに
    気づいてしまった。

     

    自分を慕うかわいい妹分「鱈目小雪」が恋をしたのだ!!

     

    週に3回かかってくるいたずら電話を間違い電話と
    思うほどの天然だが勤勉で生真面目な女の子だ。

     

    そんな彼女が恋をした相手が今年春より来た特任講師
    平泉英磨。

     

    前任の大学を女性問題でクビになり学内でも
    そのモテようは火を見るよりも明らか
    すでにファンクラブまでできている始末。

     

      そんな女ったらしに・・・・

    そんな矢先立志舘大学の女子学生が校門前でめった
    刺しの刺殺体で発見された。

     

    しかも、その女子学生は平泉英磨と恋人どうしで
    あったとかなかったとかうわさがある。

     

      呪殺に 猫の腹裂き死体
      今度は 人のめった刺しの刺殺体・・・

    すべて平泉英磨が赴任してきたときから起きた
    事件ばかり平泉英磨の研究は地形と地理学だが本質は
    実際に秘境とされる現地に赴き原住民たちの文化・宗教・儀式を
    その身で体感し分析する事だった。

     

      儀式めいた一連の事件に女子学生とのうわさ・・・

    桃沢ラボ一同は疑いの目を平泉に向けるが・・・




    鱈目講師の恋と呪殺。桜子准教授の考察~感想

     

    序盤の伏線回収が脱帽もので面白いです。

     

    前回の事件でやらかした太田君も
    今回もやらかしてしまいますが
    前回よりもさらに斜め上をいく面白さがあり
    彼の暴走劇が事件収集へつながるのも見事。

     

    前作よりもかなり読みやすくなっており
    面白さに拍車がかかっている今作
    キャラもきっちり際立っていて
    各キャラクターの性格、物語上の立ち位置、役割
    、考察が楽しく各々の見せ場がある。

     

    大田君の被害妄想爆発の突進劇は笑わせて
    もらいまいした。

     

    大学内における「ぼっち」や大学内における
    スクールカーストなどひっそり社会問題を取り上げつつ
    物語に絡ませるその辺も見どころだと思います。

     

    あっと驚くほどのミステリーではないが
    安定した物語に 各キャラクターの魅力を
    十分に生かした2作目は1作目を超える面白さがありました。

     

    第3 第4弾と是非シリーズ化してほしい。

     

    最後に和田望の下ネタ「くぱぁ」発言は
    一番衝撃的でした(・_・;)・・・

     

     

    こんな本も読んでます。

     

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