ライトな純文学的な小説。
読後はひっかかっていたモノが
するりと落ちた感じをうけた本でした。
他人を受け入れる心の成長と強さを
絵本のように読ませてくれます。
本と作家の情報etc・・
作家 ・ 梨木 香歩
鹿児島出身 1959年生まれ
日本の
児童文学作家、エッセイ、絵本作家 小説家である。
カヌーの愛好家でもある。『引用:Wikipedia』
タイトル 「西の魔女が死んだ」
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1994年発売
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ページ数 221ページ
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2008年 映画公開
出演者
サチ・パーカー
高橋 橋真悠
木村 祐一
大森 南朋
りょう
Amazon・楽天「レビュー・総合評価」 | ||
Amazonレビュー件数 | 389件 | |
総合評価 |
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楽天レビュー件数 | 290件 | |
総合評価 |
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西の魔女が死んだ~あらすじ~
西の魔女が死んだ・・・
2年前 主人公 加納まい13歳は
中学に入学したがクラスになじめず
不登校になる。
そんなまいをみかねた母が
祖母の田舎でゆっくり休養させようと
祖母の家でまいは
祖母と生活することとなった。
ある晩まいは 祖母から
自分は魔女であると知らされる。
突然の告白にびっくりした まいは
自分にも魔女の血が流れている事を知り
その日から魔女の修行を祖母と共に
始めるのだった。
魔女になり不思議な力を得ようと
必死に修行するまいは
魔女である祖母に
常々疑問に思っていたことを聞いた。
それは人は死んだらどうなるのか?
2年後 祖母はこれに答えを
出した・・・
その答えとは・・・・
西の魔女が死んだ~感想~
とても短い物語でとてもシンプルなストーリです。
本だけを読むと
ジブリ作品のような雰囲気があり
(主人公の雰囲気が
千と千尋の
千尋のような印象をうけました)
まるで絵本の様な小説でした。
シンプルなスト―リーでしたが死について語り
他人と向き合う為には自分が傷つく勇気が必要だと
教えてくれる。
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自分から見た他人への誤解
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他人から見た自分への誤解
お互いを知る為には
それらを解消するには
どうすればいいか
魔女はいろいろ教えてくれました。
タイトルを見ると悲しい物語の印象を
うけますが
不思議と暗くならない物語でした。
これも魔女の力かも・・・・
読後 映画の方も見ましたが全体的に物語の明と暗の
バランスが悪くエンディングも中途半端で
結局、主人公の成長も見られる事もなく、いまいちでした。
ゲンジ役の木村祐一の演技も
いまいちで雰囲気がぶち壊しでした。
映画はおすすめしませんが本はページ数が短く
文字も大きめで文字数も少なく
この映画を見る時間内ぐらいで
(多分・・・)
手軽に読み終えると思うので本のほうを
おすすめします。