漁港の肉子ちゃん(西 加奈子)~精神年齢、母子逆転のデコボコ親子の笑って、泣ける物語。母に対する冷静な突込みが堪らない。

 

    読後・・・

久々に泣いてしまった・・・ (;´Д`)

 

読むと,どこかで聞いた見たようなラスト、
展開ですがきっちりキャラがたっているので
感情移入できます。

 

読んでていて楽しく笑って泣きたい方には
おすすめします。

ルゥーの一言感想
心に残るいい話・・・(涙)

2人の親子関係に感動・・・
すべてを語るラストは号泣です。
ルゥー
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本と作家の情報etc・・

 

作家;西 加奈子 

 

    1977年 生まれ

海外生活は、誕生から2歳までイラン・テヘラン、
小学1年から5年までエジプト・カイロに在住。

 

    それ以降は大阪であり、性格的には根っからの
    大阪人である。

いくつも仕事を掛け持ちして上京資金を貯め、
「全部捨てんとアカン」とそれまでの大阪生活の
全てを投げうって身一つで東京に移り住んだ。

 

『ぴあ』のライターを経て、
出版社への持ち込み原稿であった『あおい』で2004年にデビューする。

 

あおい』は程なくして『世界の中心で、愛をさけぶ』の
編集者の目にとまって
出版にこぎつけ、西は文壇デビューを果たした。

 

    2005年『さくら』が20万部を超えるベストセラーとなる。

2012年5月、『きいろいゾウ』が、
宮崎あおいと向井理出演で映画化され、
2013年に公開された。

 

『引用:Wikipedia』




  • タイトル:「漁港の肉子ちゃん」
  • 2011年 発売
  • ページ数 約 325p
  •  

    宮城県 石巻市の漁港町がモデルに
    なっています。

     

    Amazon・楽天「レビュー・総合評価」
    Amazonレビュー件数 133件
    総合評価
    楽天レビュー件数 28件
    総合評価




    漁港の肉子ちゃん~あらすじ~

     

    肉子ちゃん、38さい本当の名は 
    「菊子 」太っているから周りの人は彼女を
    そう呼ぶのだ。

     

    太っていて不細工で  
    ばかみたいに明るく遠慮がない。

     

      本人は悪気はないのだが・・・ 

    ずけずけと人の心に入りこみ
    空気が読めず人の言う嘘さえも疑わず
    言えば何でもかんでも真に受ける馬鹿正直者。

     

    良い様に言えば裏表のない人懐っこい
    やさしい人である。

     

    しかし、そんな 彼女も1児の 母親
    娘は 母親とは性格も容姿も 正反対で
    娘はクールで常識的で空気が読める常識人である。

     

      
    娘の名も母親と同じく「喜久子」字は違えど
    同じ名前なのだ。

     

    通称 キクりん 11歳である。

     

    肉子ちゃんの男性遍歴は
    キクりんに言わせればすべて糞野郎ばかりっ!!

    残念なことに母、肉子ちゃんは男を
    見る目がないのだっ!!!

     

    肉子ちゃんが 

      「うわっ!!あの人カッコいいっ」

    と言った人が 
    指名手配犯の写真であった。

     

    母親のその言葉に絶望的な気持ちになる
    娘キクりんであった。

     

    肉子ちゃんが付き合う糞野郎の数は
    キクりんが知るだけで4人・・・・

     

    最後の糞野郎は「故郷で死ぬ」と書置きを残して
    失踪した。

     

    その男を追ってたどり着いたのが北の漁港街
    結局、男の行方はわからずそのままこの漁港に
    住みつくことになった。

     

    この時肉子ちゃん35歳、娘キクりん8歳。

     

    大阪、名古屋、横浜と
    各地を転々と 紆余曲折あったが
    とりあえずここで 落ち着いた生活を始めた2人。

     

    でたらめな子供の様な母・肉子ちゃん

    冷静かつ常識的な大人な娘・キクりん。

     

    大人になるとは何なのか自分の親と
    クラスの子の親 ・・・

     

    周りの大人達・・・

     

    住み込みで働かせてもらっている

      焼き肉屋 のサッサン
      鍵屋のマキさん
      港の老齢幽霊 3兄弟

    かなり変わり者のペットショップの金子さん ・・・

     

      さらに、最近肉子ちゃんの様子がおかしい・・・

    また、糞男が出来たかもしれない・・・

     

      大勢のやさしい人達に囲まれながらも

    大きな不安や心配を抱える キクりん・・・

     

    娘キクりんの成長と共に母と娘の関係に
    少しのずれが生じ始める。

     

      母 きくこ
      娘 きくこ 

    この親子が漁港街で暮らした3年の物語・・・

     

    そして同じ名前をもつ親子に隠された秘密とは・・・

     

     

    漁港の肉子ちゃん~感想

     

    表紙のイラストだけ見ると少し躊躇しそうな
    感じですが中身は全く別物。

     

    しかし、読み終わった後に
    このイラストから色々と思い当たる節があり
    なぜこの表紙なのかを納得しました。

     

    物語は娘きくりんの日常が中心で進み
    その成長を描いたものです。

     

    子供には子供の世界がある事を描きつつ
    自分とはちょっと違う普通の同級生と
    特殊な家庭で育ってきたちょっと大人なキクりんの
    葛藤が描かれています。

     

    肉子ちゃんの馬鹿でとびぬけた明るさ
    人懐っこさ、キクりんの冷静な肉子ちゃんに対する
    分析、解説の日常は笑えます。

     

    実に淡々と笑いをふくませながら進む物語ですが
    母と子のズレを上手く表現しています。

     

    この親子の関係はどうなるのかとハラハラ感があり
    不安を煽る展開がいい味だしてます。

     

    そして、似てない親子の関係が
    ずっと引っかかる。

     

     
      
    終盤のサッサンの説教はグッとくるものがあり
    ここから
    泣いていいのか
    笑っていいのか
    泣きつつ
    笑いつつの展開が 最後まで続き読むのが
    止まらない・・・・

     

     

    約 300ページと短い物語ですが

    泣かせてくれるが幸福感があり

    清々しさと元気がもらえる1冊でした。

     

     

     

     

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