巧妙なトリック、探偵による推理小説とはちょっと違う
読むものを欺く斜述トリック。
夏に起きた洋館での殺人事件「ロートレック荘事件」。
深く考えずにさらっと読めて犯人捜しも楽しめるよ。
本と作家の情報etc・・
1934年生まれ
大阪 出身
短編「お助け」が
乱歩主催の雑誌『宝石』1960年8月号に転載。
デビュー作となった。
パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、
初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。
1970年代よりメタフィクションの手法を用いた
前衛的な作品が増え、エンターテインメントや
純文学といった境界を越える実験作を
多数発表している。
『引用:Wikipedia』
ロートレック荘事件 | |||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 85件 |
ロートレック荘事件~あらすじ
画家、重樹は8歳の頃従兄弟の忠明との
遊びの最中事故にあい下半身不随となった。
忠明は自分の悪ふざけから重樹を障碍者に
してしまった事から20年彼の身の
回りの世話をした。
重樹はそれを責める事もなくお互いの
関係は良好だった。
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そして、お互い28歳・・・
2人は 画家
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アンリ・マリー・レイモン・ド・トゥルーズ=
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ロートレック=モンファ
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(省略して ロートレック)
の絵画に囲まれた洋館、今では
木内文麿の別荘であるロートレック荘へと
呼ばれた。
2人の他に集まったのは木内文麿一家
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立原一家
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牧原寛子
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文麿の会社の社員。
夕食を終えくつろいでいたその時
別荘内に銃声が2発響いた。
最初の犠牲者は木内文麿の一人娘の
同級生牧野寛子だった・・・・
警察が到着し捜査の続く中また一人、二人と
別荘内で殺人はつづいた。
犯行は内部犯 様々な思惑が交差する
人間関係 ・・・?
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しかし、全員のアリバイは完璧・・・・
読む者を試す 斜述トリック
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「ロートレック荘事件」
ロートレック荘事件~感想
約200ページと少ないページ数のためか、
ストーリーが急ぎ足に感じ1回読んだだけじゃ
よく全くわからない・・・
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自分だけ・・・かな?
トリックとしてはそこそこよくある斜述
ストーリー、動機はよくできている印象でした。
約202ページの短い物語なので
空いた暇な時間 にちょっと読むには
ちょうどいい本だと思います。