ドラマ・トリックの登場人物・上田次郎
(まぁ、阿部寛さんなんですが・・・)が
ドラマ・劇場版でおきた数々の殺人事件を
独自の目線から解説する本です。
まぁ、本当に彼が書いたかどうかは別として・・・
トリックシリーズを見てきた方々なら
-
声を出して彼の書いた文章に
全力でツッコんでしまうであろう1冊です。
とにかく、
登場人物、上田次郎になりきって書かれた本でした。
なのでトリック好きにはお薦めします。
バカバカしさの中に美談があるのだ!!
笑い死にする1冊だよ(笑)
本と作家の情報etc・・
著者・上田次郎
1965年11月4日生まれの蠍座。
車種はトヨタ・パブリカ(初代)。
日本科学技術大学(日本科技大)理工学部の教授(第1シリーズのみ助教授)。
自称IQ240。
拝島(東京都昭島市)出身。
自宅は東京都世田谷区奥沢9丁目3番12号自由が丘マンション106
(設定上であり、実在しない住所)。
負けず嫌いで非を認めず、自分が判らない
事柄を奈緒子があっさり解決すると
知ったかぶりをする傾向がある。
コンプレックスになっている自他共に
認める超が付くほどの巨根。
あまりに大き過ぎて未だ童貞である事が悩みである。
彼の座右の銘「なぜベストを尽くさないのか」も書籍化されている。
山田奈緒子も負けじと本を出版されております。
Amazonレビュー件数 | 16件 |
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Amazonレビュー件数 | 6件 |
総合評価 |
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上田次郎の「人生の勝利者たち」~あらすじ~
ドラマシリーズ第1作でおきた事件を
上田次郎のすごさを語りながら
簡単に触れる程度ですませ。
本格的な内容は劇場版1から始まり、
ドラマシリーズ2 ・ ドラマスペシャル1
劇場版2さらにドラマスペシャル2・・・
そして
第三弾劇場版バトルロワイヤルまでに起きた事件を
自分一人で
いかにして犯人のトリックを見破り
解決してきたかを語ります。
全体的に上田次郎中心で書かれています。
本作の主人公・山田奈緒子は頭のおかしな
ストーカーで野放しにはできない為
連れて歩いている助手として語られてまいす。
上田次郎の「人生の勝利者たち」~感想~
トリックといえば
2000年7月7日シリーズ第1作が始まり
2014年公開の映画
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『トリック劇場版 ラストステージ』と
映画公開翌日2014年1月12日
スペシャルドラマ
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『TRICK 新作スペシャル3』で完結しましたね。
第1シリーズの
エンディング曲・鬼塚ちひろサンが歌う
「月光」が初めて聞いて一瞬で彼女の
ファンに好なりました。
そして、上田次郎と言えば
「IQ200」で
愛車はトヨタ・パブリカ(初代)、巨根
コンプレックスの持ち主で
通信空手など習い強いのにお化けに弱く
ビビって気絶する何ともユニークなで憎めない
そんなキャラでしたね。
そんな彼が書いた本です。
本の題名にある人生の勝利者たちのように
上田次郎は人生の勝ち組であり
超天才であり全てを手にした人間であると、
自分に酔っている感じで描いてありました。
しかし、
ドラマ・映画のトリックシリーズを見て
-
彼の行動・言動・奇行を知っている自分からは
-
読み進めば進むほど上田次郎のナルシスト度が
-
あがり同時に自信に満ち溢れた虚構が止まらず、
どんどん嘘つきの屑になっていくさまが堪らなく面白く
彼が語る各事件、彼の事件解決全容に全力で
ツッコみつつ読んでました。
山田奈緒子が解決した事件を
我がもの顔で自分のおかげで解決できたと
9割の嘘を交えながら語ります。
自らの屑度をアップさせながらも
キッチリと事件解決後に犯人の動機に
ついてのやりきれなさを語ったりと
名言を残しつつ渋く決めている所も多々あり
結構良い事を言っていたりと
人としての奥深さを見せていたりします。
ドラマ上の架空の人物ですが
キッチリ文章で上田次郎その人の存在は感じ取れる本でした。
軽い下ネタを交えながら
ユーモアにシリアスにそして
ドラマ・映画上の事件解決について
彼の虚構を交えつつ上田次郎理想の事件解決に
ついて語る・・・
相棒の山田奈緒子をネタにし貶めながら
ドラマ同様面白いオチもつけ最後を
締める所も彼らしく最後まで楽しませてくれる
1冊になりました。
そんな、上田次郎のバカな存在が面白く、笑えて
読み終わった最後に上田先生と尊敬の念を込めて
心のなかで呟いてしまいました。
テレビ映画とトリックシリーズを見て
きた方なら十分楽しめる内容だと思います。
そしてまた、知ってるだけに所々、
ニヤニヤが止まらい上、多々突っ込みたく
なる本でした。
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