不思議な少年が巻き起こす奇想天外で 破天荒な物語「犬神博士」夢野久作

このブログで
以前夢野久作「ドグラマグラ」
を紹介しました。

 

今回は夢野久作「犬神博士」。

 

今回も作家・夢野久作の独特の
世界観を繰り広げた物語になります。

 

犬神博士(主人公)の幼少期を題材とした
ストーリーです。



本と作家の情報etc・・

 

 ・ 作家  夢野久作

 

 

 福岡県福岡市出身

  • 1889年生まれ
  • 1936年死去(満47歳)
  • 慶應義塾大学中退後
    祖父の農園を経営するが失敗
    その後、喜福寺に
    出家し修行僧侶となるが
    また農園経営にもどり新聞記者をへて
    1926年作家デビューしました。

     

    夢野久作の名の由来は
    「夢の久作」 九州地方の方言で
    「夢想家、夢ばかりみる変人」
    との意味。

     

    『引用:Wikipedia




    ・ タイトル 

  • 「犬神博士」
  • ページ数 349p
  • 改版 発売日 2008年
  •  

    おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、
    大道芸人の美少年チイは、
    風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪でつかまるが、
    超能力ぶりを発揮して当局者をケムにまく。

     

    つづいていかさま賭博を見破ったり、
    右翼玄洋社の壮士と炭坑労働者とのケンカを
    押さえるなど八面六臂の大活躍。

     

    大衆芸能を抑圧しようとする体制の
    支配に抵抗する民衆のエネルギーを、
    北九州を舞台に、緻密で躍動的な文体で
    描き出す、夢野文学傑作の一つ。

     

    『引用:Amazon




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    犬神博士~あらすじ

     

    福岡市内をブラブラふらつく一人の乞食  
    古ぼけた一軒家に住み。

     

    髭や髪はのび放題のぼさぼさ。

     

    犬や猫を数多に飼い込み二重マントを
    夏でも冬でも着こむ男。

     

    世間からキチガイとあだ名される。

     

    こんな男に一人の新聞記者が
    彼を取材に訪ねてきた。

     

     

    世間から乞食のキチガイと言われる彼だが
    実は言った事をぴたりと当てる
    予言者でもあった。

     

    世間はそんな彼をまたの名を犬神博士
    と呼んだ。

     

     

    そんな噂を聞きつけて彼のその不思議な
    力について取材にきた記者。

     

    彼から、一体どんな話が聴けるのか?

     

    一体彼は何者なのか?

     

    どこでこの不思議な力を得たのか?

     

    知られざる犬神博士の幼少期が
    語られる・・・

     

    彼を育てた仮の親は犯罪まがいの
    旅をする男女だった。

     

    今の姿からは想像もつかぬ
    幼少期は女の子に見間違得られるほどの
    容姿をもつ美少年。

     

     

    警察のおせわになったり
    その容姿から芸者として売られ
    そうになったり・・・

     

    ひょんなことからいかさま賭博を
    見事に見破ることも。

     

    大企業・町民・警察・市長
    やくざを巻き込んだ大喧嘩の仲裁。

     

     

    あげくの果てには魔術使いの子供と称され
    殺し屋に命を狙われる始末。

     

    犬神博士の幼少期に起こった奇想天外で
    破天荒な物語にあなたは・・・

     

     

     

     

    犬神博士~感想

     

    読み終わってみればなんじゃこりゃの
    一言。

     

    破天荒なクッソ生意気な子供の
    数か月の物語でした。

     

    何とも奇妙な物語で読んでるこちらが
    煙に巻かれるような本でした。

     

     

    ミステリーでもなくサスペンスもなく
    ただ、ただ 幼少期の犬神博士が己の
    欲望のまま、楽しみのまま大人を
    小ばかにした
    生意気な子供のストーリー・・・

     

     

    そんな子供が大人の勝手な
    都合でどんどん誤解される
    その辺が中々面白くもありました。

     

    ですが個人的にそこまで
    印象に残る本でもありませんでした。

     

    380ページ程の短いストーリ
    なので興味があれば暇つぶしに
    程度に読んで見てはどうでしょうか。

     

    こんな本も読んでます。

     




     

     

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