御手洗シリーズの短編集「御手洗潔のダンス」
を読みました。
うーん、ハッキリ言って微妙(笑)
島田先生の本は『占星術殺人事件』から
ハマり読んでいますがまだ島田作品の中で
占星術を超える作品に出合ていませんね。
感想、あらすじを記事にしています。
ちょっと肩透かしをくらって
しまう結末が・・・・
ただ御手洗、石岡二人の
コンビの掛け合いは面白かった。
本と作家の情報etc・・
作家・島田荘司
1948年生まれ。
広島県福山市に生まれる。
広島県立福山誠之館高校、
武蔵野美術大学商業美術デザイン科を卒業。
ライター、ミュージシャンなどを経て、
1981年に名探偵御手洗潔が登場する
『占星術殺人事件』が
江戸川乱歩賞最終候補作品となり
小説家としてデビューする。
2015年3月には御手洗潔シリーズ初の
映像化となる『傘を折る女』が
単発ものとしてフジテレビ系で放送された。
さらに翌2016年6月には、出身地である
福山市制100周年を記念して地元福山を舞台に
映画化の為に書き下ろした『星籠の海』が
全国公開された。
このように還暦を過ぎても今尚旺盛な
作家活動を展開しており、現在日本の
本格ミステリー界を代表する巨匠であり、
重鎮的存在でもある。
『引用:Wikipedia』
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タイトル・「御手洗潔のダンス」
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発売日・1993年7月6日
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ページ数 約355p
御手洗潔のダンス | |||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 14件 |
「御手洗潔のダンス」~あらすじ
4話構成の短編集で
ラストにおまけの座談間があります。
約94ページ
空を飛べると主張する画家が
上空に浮かんで死んでいた。
はたして何故彼は宙に浮かんで
死んだのか?
約60ページ
ある女が弟の敵討ちの為
一人の男を殺そうと思った。
男は銃で撃たれ死んだ。
当然女に容疑がかけられた
しかし女はシロ・・・
男が銃で撃たれた日
数十キロ離れた場所で女は
雪に膝をうずめ神に祈っていた。
あの男を呪い殺してくれと・・・
約120ページ
ある男の家に
下宿する事となった老人。
しかしこの、老人が
夜な夜な狂人のように
踊りだす。
ドタドタと天井から埃が落ち
電球が激しく揺れる。
追い出そうにも老人の家族から
高額の下宿費を貰っていた。
何とか踊りだけでも辞めさせたい
しかし、どうしていいかわからない。
男は困り果てて御手洗に相談する事に・・・
御手洗は言う
「それは、舞踏病です」と
はたして舞踏病とは
その病の原因とは何なのか・・・
石岡和己が御手洗潔について語る。
どれほど女性にもて何を考え、
何を好むか。
その中で病気、経済、麻薬、戦争に
ついての持論を御手洗潔が石岡和己に
問う様に語る。
そんな二人の日常を描いた物語。
約7ページ
内容は御手洗潔の魅力について
女性同士が語り合うといったものです。
「御手洗潔のダンス」~感想
奇想天外でユニークなストーリーに
超常現象的なミステリーで
強引な展開もあり・・・
短いページ数でなんとかうまく
まとめてる感じです。
しかし全体的にいまいちで
物足りなさがありました・・・
不完全燃焼的な今作正直、近況報告、
女性ファンと島田ワールドは
どーでもいいですw・・・
まぁ・・好みの問題でもありますが・・・
ただ、ある騎士の物語は男女の
人間ドラマがあり不器用な男の姿に
共感がもて個人的に良かったです。