春に読みたい本。「さよならドビュッシー」中山七里~一歩踏み出す勇気をもらえるおすすめの小説。

 

予想外の犯人、ラストの衝撃的事実。

 

読後に最高の余韻と感動に浸れる、
読まなきゃ損する1冊です。

 

ルゥーの一言感想
春に読みたい1冊

勇気と感動をもらえる。
心に不安があり1歩踏み出したい方に
読んでももらいたい。
ルゥー
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本と作家の情報etc・・・「さよならドビュッシー」

 

作家

 中山 七里

 

岐阜県 出身 

 

1961年 生まれ

 

活動期間2010年~

 

岐阜県の呉服屋の家に生まれる。

 

幼少期より常に本の虫で
将来は「本を書く人になりたい」と
話していた。

 

高校時代から小説を書き始め
投稿、応募するも
ひっかからず落選。

 

就職して 創作から身を引くのだった。

 

2006年ファンだった島田荘司のサイン会で
本物の小説家を前にして感銘を受け
20年ぶりに執筆を再開した。

 

その後2009年、
『さよならドビュッシー』で
第8回このミステリーがすごいで大賞を受賞。

 

『引用:Wikipedia』




  • タイトル 「さよならドビュッシー」
  • 2010年 1月 8日 発売
  • ページ数 356p
  •  

    さよならドビュッシー~口コミ・総合評価

    Amazon・楽天「レビュー・総合評価」
    Amazonレビュー件数 154件
    総合評価
    楽天レビュー件数 26件
    総合評価
  • 2013年 に 映画公開
  •  

  • 出演 
  •  

      橋本 愛

     

      青塚 信也ほか

     

    2016年 「金曜ロードショウ特別ドラマ企画」
    として放送されました。

     

    出演

      

  • 東出 昌大
  •   

  • 黒島 結菜
  •   

  • 大北路 欣也
  •   

  • 武田 真治
  •      ほか

     

     

    「さよならドビュッシー」~あらすじ

     


    日々ピアノ教師に叱責されながらも
    懸命にプロのピアニストを目指す2人の少女。

     

    香月 遥(16歳)とその従姉妹の
    片桐ルシア(16歳)。

     

    ルシアは2ヶ月前、災害で両親を亡くし香月家へ。

     

    遥の両親も祖父の香月玄太郎も
    そして、同居する叔父研三も
    このまま香月家の養子としてルシアを迎える
    はずだった。

    しかし、香月家の離れの住まいが火事になり全焼・・・

    そこに寝泊まりしていたルシア、 
    そして、祖父の香月玄太郎は死亡。

     

    遥は全身大やけどをおおい奇跡的に一命を
    とりとめて助かったのだった。

     

    しかし、全身を皮膚移植され整形により
    顔も元の通りになったが体は思うように動かず
    歩くことさえも困難なうえ指さえ痛くて
    まともに動かない状態だった。

     

    さらにショックな事に火事によるルシアと
    祖父玄太郎の死を知る。

     

    追い打ちをかけるようにピアノ教師からは
    ピアニストの夢は断念するよう勧告
    されてしまう。

     

    そして、特待生として進学した音楽学校の
    校長からは1年おきによる  ピアノの試験成績が
    悪ければ特待生としての資格は取り下げると
    忠告されてしまう。

     

    全てが変わってしまい目指した道は暗く閉ざされた。

    それでも、ピアニストを目指したいそう思う
    遥の元に 一人の男が現れた名は岬 洋介
    通っていたピアノ教室の教師の弟弟子だった。

     

    岬洋介のおかげで遥は徐々にピアノの腕を
    取り戻していった。

     

    そして、希望をとりもどしつつある遥に
    次々と起こる不可解な事故・・・

     

    どれも死んでもおかしくない事故ばかりが起こる・・・・

     

    岬は遥に起こった事故は全て人為的に工作され
    玄太郎の遺産相続による家族内の誰かの仕業と
    断定し遥に忠告する。

     

    遥は不思議に思った・・・

    岬 洋介・・・

     

    ピアニストである彼が何故、こんなに洞察力と
    観察力に優れさらに、 探偵まがいのような
    推理を見せるのか。

     

    そして、これだけのピアノの知識と
    ピアニストとしての腕を兼ね備えながら

     

    世間から評価されることなく何故 、未だに
    埋もれているのか・・・と

     

    岬 洋介 ・・・・・
    不思議な男、一体、彼は何者なのか・・・

     

    そして、誰が私を狙っているのか・・・・




    さよならドビュッシー~感想

     


    大火傷で指が上手く動かない彼女は
    ピアノ教師に冷たくあしらわれ音楽学校の
    校長にも見放され 学内でミイラ女と
    いじめられさんざんな目にあいます。

     

    しかし、岬洋介の厳しいレッスンを受けつつ
    懸命なリハビリにより ピアノが徐々に
    弾けるようになりピアニストを目指し
    コンクール入賞を狙うまでこぎつける。

     


    ここまで来た彼女の努力と人間ドラマが良く
    誰が犯人よりも香月遥の頑張りを応援したく
    なるような物語でした。

     

    これにより途中からミステリーは
    どーでもよくなる。

     

    と、いうより途中から遥を狙っている
    犯人がわかってくる。

      (と、思い込ませる描き方は良かった)

     


    しかし、 絶望から這い上がる彼女の物語
    ばかりに目が行き事件はおまけかなと
    思いつつ読んでいたが最後にまさかの
    真実でビックリ仰天 !!

     

    350ページと短く話の半分以上が悲惨な
    境遇ながらも ピアニストを目指す少女の
    話でしたが最後の事件真相はどんでん返しで
    やられた感でいっぱいになる。

     

    事件の真相にも驚かされる1冊だが
    タイトルの「さよならドビュッシー」。

     


    何故、このタイトルなのかを最後の最後で知る
    終わり方は読んだ人にしかわらない中々、
    心地よい余韻があります。

     

    読後は自分も頑張ろうと奮い立たせて
    くれる1冊でした。

     


    春からの進学・就職 といった新生活に
    不安がある方は春休み読んで勇気を
    もらってください。

     

    ルゥー
    チャンネル名RokaでYouTubeに
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    あげています。
    良かったら見に来てください。
      

     

     

     

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