-
学校を辞めて寮を出て行き実家に
帰るまでの3日間ニューヨークを放浪し
-
自分の人生の転換期にぶつかった17歳の
放浪日記?青春小説かな・・・
-
【アミューズメントメディア総合学院】
-
今なら無料で学科資料配布中!!
この切なさと息苦しさが
とても伝わる、共感できる本だったよ。
あなたは17歳の時どう過ごしして何を考えていたかな?
本と作家の情報etc・・
-
作家・「J・D・サリンジャー」
(訳・野崎 孝)
1919年1月1日生まれ
2010年1月27日(91歳没)
1919年1月1日、ニューヨークのマンハッタンで生まれる。
処女作『若者たち』 (The Young Folks) が初めて
掲載された雑誌は『ストーリー』 (1940年3-4月号) である。
また、これがきっかけで小説が他の文芸紙にも
掲載されるようになる。
1942年、太平洋戦争の勃発を機に自ら志願して陸軍へ入隊する。
現役中に書いた『最後の休暇の最後の日』を読んだ
ヘミングウェイはその才能を認めて賞賛したという。
ドイツ降伏後は神経衰弱と診断され、
ニュルンベルクの陸軍総合病院に入院する。
入院中にドイツ人女性医師シルヴィア・ヴェルターと
知り合い結婚。1945年11月除隊。
晩年のサリンジャーは人前に出ることもなく、
2メートルの塀で囲まれた屋敷の中で生活をしていたとされる。
彼には世捨て人のイメージがつきまとうようになり、
一度小説を書き始めると何時間も仕事に没頭し
続けており、何冊もの作品を書き上げている、など
様々な噂がなされた。
ただ、実際にはサリンジャーは、町で
「ジェリー」と呼ばれて親しまれ、
子供たちとも話をし、毎週土曜に教会の夕食会に
参加するなど、地域に溶け込んで暮らしていたという。
住民の間では彼の私生活を口外しないことが暗黙の了解だった。
2010年1月27日、ニューハンプシャー州
コーニッシュにある自宅にて老衰のため死去。
遺族が未発表原稿を所有しており、
2019年現在、出版に向けた準備が進められている。
また、作家サリンジャーの謎に満ちた半生と名作誕生に
まつわる真実の物語をJ.D.サリンジャー生誕100周年を記念して
『引用:Wikipedia』
ライ麦畑でつかまえて | |||
---|---|---|---|
総合評価 |
|
レビュー件数 | 217件 |
-
「スタンド・アローン・コンプレックス」
-
「笑い男事件」で「ライ麦畑でつかまえて」の
文章が少し引用されてる事で
有名ですね。
テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の
ストーリーに大きく関わってくるキャラクター。
作中では、2024年に発生した企業社長誘拐、
身代金要求及びその後発生した同業他社への脅迫、
また2030年に発生した警視総監殺害未遂事件の
首謀者と世間一般には認識されている。
初めて公の前に姿を現した際、
素性がバレないように、テレビカメラや電脳など
ネットワーク上に記録された自身の顔に関する全ての
情報に「笑い男マーク(The Laughing Man)」と
呼ばれるキャラクターのマークを上書きし、
世間を騒がせたことから、その呼び名がついている。円形の「笑い男マーク」の縁には英語で
"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes (僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)"
と書かれており、
これはJ・D・サリンジャーの文学作品
『ライ麦畑でつかまえて』からの引用である。
『引用:Wikipedia』
ライ麦畑でつかまえて~あらすじ
-
主人公・ホールデン・コールフィールド(17歳)
5課目中4課目も落とし成績不振の為、
クリスマス休暇の前に退学を言い渡される。
しかし、ホールデンは気落ちすることもなく
ひょうひょうとクビを受け入れる。
-
これで4つ目の学校を退学・・・
勉強する事や学校を卒業する事に
-
何の意味も持たないと感じるホールデン・・・
どーせクビならばとクリスマス休暇前に
彼は学校の寮をそっと出て行こうとする。
-
大人でもない、子供でもない微妙な年齢・・・
-
クールに装い何事にも動じないホールデン。
大人には心開かず社会の制度からも
背を向ける彼は自分が目指す、
自分を見つける為に実家に帰りつくまでの
3日間送金されたお金でホテルに宿泊し
-
酒を飲み、女遊びに明け暮れ
ニューヨークの街を彷徨い歩きながら
過去や家族そして自分に
ついて振り返る。
自由気ままなニューヨークでの
3日間の放浪生活そんな中でも彼の
心は満たされず、実家に帰りついた時
-
妹の一言が彼のぽっかり空いた心の穴を塞ぐ核心をつく。
そして、ホールデン彼の出した答えとは・・・
ライ麦畑でつかまえて~感想
中・高校生ぐらいには彼の様に考えたり
することもあり共感するところもある
ではないだろうかと思わせる本です・・・・
彼の眼から見た世界はインチキ、口だけの
大人や社会に対する不信、
-
そんな大人にはならない
-
そんな社会には屈しない
複雑な年ごろの17歳ホールデンが
どう素直にこれを受け入れて行くのだろうかと
彼の心の成長が繊細に描かれている。
16歳、17歳と大人、子供と微妙な
年齢でもありそんな大人にはならない、
-
自分は違うこんな社会、大人には屈しない。
自分は自分のままでと強がる姿勢が痛々しく描かれています。
また、送金されたお金で自由を手に入れたと
勘違いしニューヨークの街を我がもの顔で歩き
-
社会はちょろいな大人は楽だなと浅はかな考えで
勘違いしてしまうホールデン。
そんな彼が徐々に自分の考えがおかしい事に気づくが
-
社会に出て大人になってしまう未来の
自分を受け入れらない事が恐怖に変わり
-
気づかないふりをしてしまう。
そんな所に共感を覚える本でもあり
誰でも経験するであろう人生の転換期を
思い出させる1冊でした。
物語は一人称で語られ同級生の悪口や、
信用できない大人達そして社会への
-
いらだちなんかを語りストーリーはあってない
ようなものだと思いました。
ホールデンの日常を淡々と描かれている場面も多く
読んでいてダルさを感じる1冊でしたが
-
終わり方が良かったので最後まで読んで面白くは
無かったが悪くなもかったです。