伊坂幸太郎が
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「自分では読んだ事のない小説が読みたい
そんな気持ちで書きました」と語る物語。
1冊の本に「魔王」・「呼吸」と
2つのストーリーが展開される小説
そして、この原案を元に漫画化もされて
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「週刊少年サンデー」(全10巻)
でも連載されました。
モヤモヤが残った・・・
本と作家の情報etc・・
作家 ・ 伊坂幸太郎
1971年生まれ
大学卒業後 システムエンジニアとして
働くかたわら文学賞に応募。
2000年 オーデュボンが新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し
2002年 ラッシュライフが評論家に注目され
2003年 重力ピエロが世間で認知され始めた。
タイトル ・ 魔王
2008年9月12日 発売(文庫本)
ページ数 ・ 355ページ
魔王 | |||
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総合評価 |
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レビュー件数 | 184件 |
(2018年 6月時点でのAmazonでのレビュー評価です。)
魔王~あらすじ
交通事故で両親を失ってから、兄弟2人暮らし
ノー天気な弟・潤也と違い
兄(主人公)は常に世の中を
小難しく考える人間であった。
「禁止されたことを守るのは当たり前だが、
それを破りたくなる衝動が起こる心情には
どんな意味があるのか」
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等と考える兄はややこしい男である。
そして、このややこしい男に
ある日突然、自分が思った事を特定の相手に喋らせる
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「腹話術」のような能力が発動する。
自分の能力について
調べ出す主人公・安藤(兄)は
徐々にこの力を使い
日本の政治問題・国際問題を何とか
良い方向に向かわせようと
考え動き出すが・・・
そして、5年後(弟)・安藤潤也を軸に
物語「呼吸」が動き出す。
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5年後の日本は・・・
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潤也の日常は・・・・
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潤也の兄は・・・
魔王~感想
タイトルの名前負けしてしまう小説ですが
ちょい読みには楽しめる小説だと思います。
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自分が考えたことを念じれば対象相手がそれを口にする。
一見たいしたことない能力に見えるが、意外な展開を
みせる2人の兄弟の物語でした。
表紙とタイトルの「魔王」この禍々しさに
つられて購入した本です。
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「魔王」と「呼吸」の
2タイトル構成の小説ですが
魔王はSF小説でもありながら兄が日本の
政治問題について考え
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そして、呼吸は
弟・潤也のノー天気な台詞が
普通の若者を指していて日常を語る感じでした。
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「魔王」は何かが起こる予感がして
ハラハラ感はありましたが
どうも淡々とストーリーが進みコロッと終った感じで
物足りなさは感じました。
そして、5年後の「呼吸」弟を軸に物語は進みますが
おまけのストーリーといった感じです。
正直これなら魔王編をキッチリやり切ってほしかった。
どちらも中途半端感があり素直に楽しめる物語では
なかったかな、と思いました。
しかし、漫画「デスノート」で八神月が
デスノートを拾い世の粛清をするかのように
主人公・安藤も能力を使い日本の政治的問題を変えようと
動きだすその姿にデスノートぽい雰囲気をかもし出す感じは
個人的に好きでした。
魔王というたった2文字の表紙に
魅入られて購入しましたが個人的に盛り上がりなく
終始、淡々とする物語に感じてしまったのが残念でした。
しかしながら主人公 安藤がこの能力を駆使し
日本をより良い方向へ変えようと
動きだし順調に改革を進める中、それを阻む
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何かにより・・・・
彼に一体何があったのか、彼に日本を変えよう
そう思わせた出来事とは・・・・
この辺が見どころじゃないかと思います。